こんにちは、saccoです。
テーマ探しの旅と題して、素敵な景色と制作についてご紹介したいと思います。
今までヨーロッパの様々な国を旅して来ました。画題を探して、というよりも単に旅が好きだったからですがwww。
初回はラトビアのツェーシィス(Cēsis)です。
昨年（2017年）の５月に旅をして、何枚かペン画淡彩を制作しました。
ツェーシィスはラトビアの首都リガからバスに乗って２時間程のところにある、古いお城のある街です。リガの北東約90kmに位置します。
もともと素朴な国の更に地方ですの、それこそ長閑。私が行ったのは春でしたが、その日はお天気周りが悪く、なんと時折雪が舞う寒～い日でした。その為でしょうか、観光客も疎らでの～んびりと古都の風情を味わうことができましたよ。
なんといっても良かったのは、あまり修復の手が入っていない、崩れかけた廃墟の景色がとても絵心を掻き立てた事です。
長い年月を肌で感じる事ができました。メジャーな観光地だとこうは行かないですからね。ペカペカに綺麗になっていて。
駅から歩くこと１０分足らずで城跡に着きます。受け付けで入場料を払うと、ランタンを一つ渡されます。本物の蝋燭が入っているものです。これを片手に廃墟の中をルートに沿って進みます。風情、満点！！ お城の中の階段は真っ暗で、ランタンを持たされた意味が分かりましたよ。
足元には十分気をつけてくださいね。
中には恐ろしい梯子を伝って降りる地下牢も。。。降りた先に何があったか、、、は実際に行って確かめて見てくださいね（実は何も無かった^_^;）。
お城の周りの広い敷地には商業的な施設は一切なく、な～んともしっぽりしていました。
緑が綺麗でしたねえ。シスターが一人、横切って行きました。絵になるなあ。。。
お城の敷地外にもひなびた感じの絵になる景色が。ちょっとどよよ～んとした感じがsacco好みです。
現地でスケッチしたかったのですが、あいにくの天気でしたので、写真を頼りに作品を作りましたよ。
ノスタルジックな廃墟の空気が表現できたでしょうか。
ツェーシィスへの行き方は、リガのバスターミナルから出る直通のバスに乗るだけで、とても簡単です。
車窓からは幻想的な風景が広がります。
バルト三国は鉄道が発達していない分、バスが使い安く充実しています。バス乗り場のチケットオフィスはもちろん英語でO.K.（私は片言の英語しか話せませんが大丈夫）。バスの乗り場も分かりやすいですが、ターミナルには時間に余裕をもって行きましょう。
多くのバスが発着するので、結構、広いです。
バスは１時間に１～２本程度と結構充実しています。
ツェーシィスでは鉄道駅の前にバスが到着します。そこから、約750mでツェーシィス城に着きます。他にこれといった観光資源はないので迷うことなく到着できます。
現地では、最低２時間程度あれば一通り見て回ることができますよ。時間が許せば、の～んびり過すのに心地よいところです。もちろん、スケッチする場合は時間に余裕をもって計画してくださいね。
田舎ですので、素晴らしいレストランとかショップなどはありませんが、ロシアにほど近い遠いお国のちょっと寂しげな風情を堪能してくださいね。
ラトビア一押しの訪問先です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
