こんにちは、saccoです。
おサボり、不定期なsaccoブログですが、そんな情けないブログ主にかかわらず、毎日訪れてくださる皆様に感謝です。頑張って書かんとあかんね。
さて、言わずもがなのコロナ巣籠もりで、アートマラソン状態のsaccoは、本日は自宅で日本画を制作しました。
ええ~、どうしたんですか??? えらく濃い口じゃありませんか。
はい、こちらはF10号サイズのパネルに麻布張りまして、盛り上げ胡粉で象さんのお肌の質感を作り、銀箔を貼り、硫黄で焼いて、岩絵の具で描き込んだ状態です。
このような、がっつり系のモチーフは、実はあまり好みでは無いのですが、今、日本画のちょっと大きい作品を作るためにいろいろと試行しております。
今回は、先ず、箔をきちんと貼れるようになることと、硫黄を使って銀箔を素敵な燻し色にするためのテストでした。
箔押し(箔を貼ることを「押す」と言うそうです)について。箔の中でも銀箔は金箔に比べて扱いが簡単らしく、恐らく銀箔押しで苦労しているのは、日本広しと言えどsaccoくらいのようです。が、出来ないものは仕方ない。ここは、もう観念して、急がば回れ、竹の箔ばさみとバレンを購入し、ニベヤクリームをつかって箔あかしをし、箔押しに臨みました。この話は、また気が向けば記事にしますね、不器用さん限定で(^0^)。
次に箔焼きについて。これは箔をバーナーなどで焼くのではなく、硫黄と反応させて硫化させることを「焼く」と言うようです。いい感じの燻し色が魅力です。
硫黄と言えば、あの温泉場に行くと岩に貼付いて黄色くなっている「あれ」ですね。いろいろ調べてみると、昔は銀箔の硫化に六一〇ハップ(むとうはっぷ)と呼ばれる入浴剤が広く使われていたそうですが、今は販売停止になっているとのこと。
スクールのお友達は、石灰硫黄合剤という農薬を使われているとの事でしたが、10リトルという大容量の一斗缶での購入になるというのがなんだか憂鬱で。。。いろいろ調べた結果、「イオウフロアブル」という殺虫殺菌剤を購入し使ってみました。この「イオウフロアブル」というのは、硫黄を高濃度で水溶性にした農薬のようで、1リットルサイズで購入できるというのが、sacco的には魅力でした。
で、結果から言うと、箔を焼くと銀箔がボロボロになって剥落する、という悲しい事態に;_;。何せ硫黄50%くらいの成分ですので、硫黄が強すぎるのかも知れません。もっともっと水で薄めてみたり、アイロンの温度を調節したり、試行錯誤は続きます。でも、うまく使いこなせば、これは結構良いものかも知れません。匂いもあまりきつく無いしね。
因みに箔がボロボロ剥がれてしまったのは、象さんのちょうどおでこのあたりです。今回はこれも「味」という事にして、岩絵の具でとり繕って完成としました。
が、目的の箔押しについては60点、箔焼きについては30点くらいの成果です。
この連休中にもう一度、実験してみたいと思いまです。
ではでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました♪