こんにちは、saccoです。
寒いですね~。大雪が降ってるエリアの皆さん、気をつけて下さいね。
明日からは暖かくなるそうですね。日射しは日に日に春めいてきました。
さて、年末から混合技法の作品の新作に取り組んでいますので、制作の過程のご報告です。今回は混合技法では私が制作した中で最大サイズのM30号、910×606mmです。
昨春、宝塚文化芸術センターのお庭で撮影した薔薇を描く事にしました。
うう、綺麗だ。このまま忠実に描くだけでステキな作品になりそうな。。。
写真はとにかくいっぱいストックしておくといいですね。何かと使えます。
で、年末年始はひたすらパネルの下地作り。作り方は、以下ご参照下さい。
大きな作品は下地作るのも大変です。
そして構図を決めてコピー用紙をつなぎあわせ転写完成。
薔薇も葉っぱも多い~。ヒーコラ。
因みに薔薇が絡まっているのはこんなラティス。
微妙にパースが狂うと後で苦労することは経験済みなので慎重に線を引きました。
こんな感じで消失点に画鋲さして紐を結び、
各辺の傾きを正確に。
ようやく色をいれ始めました。
空間は透明絵具(スフマート他)で画面を濡らした後、不透明な絵具を叩き筆でポンポンとのせて行きます。少しずつね。
薔薇もマゼンダやブラウンピンクなどの透明色で濡らした上から、シルバーホワイトで花びらの形を描き起こしました。なかなか一気には進みません。
因みに透明絵具で濡らしてから描くのは、上から置いた白っぽい不透明絵具が浮いて見えないようにするためです。下に置いた透明絵具に軽く混ざり自然な表現になります。
更に少しずつ描き進めています。
気をつけるべきは、全面をムッチリ不透明な絵具で覆い尽くさない事。透明絵具多目で描いて、インプリミトゥーラ(地塗りのテンペラ絵具)が見える箇所を意図的に残す事で画面が呼吸する、との事です。この感覚、なかなか掴めないんですけどね。
今日はここまで。また、少し進んだらご報告しますね。
個展に向けてレッツゴー~。
本日もお立ち寄りいただき有り難うございました。