こんにちは、saccoです。
本日は「個展を開催する」シリーズの第四話目、作業開始から個展終了までの「管理」の方法について、私が工夫した点、便利だった点を皆さんに伝授しますよ。
「管理」というと、なんだか面倒くさくって厄介な印象がありますが、ひと手間掛けることで、後の処理がう〜んと楽になり、かつ、全体の作業状況が視覚的に把握できるので、精神的にも安心できてお勧めです。
ま、特別な事をした訳ではなく、ただ単にExcel表を作っただけです。
では、工夫点を一つずつ説明していきましょう。
- 全体の管理表を一つ作成し、全ての項目を一元管理する
ギャラリーさんに提出する作品一覧、印刷用のキャプション(展示の時に作品の下に張る名札みたいなの)は全体管理表の項目参照で作成する。
ここ、結構大事です。一元管理することで作業漏れをなくします。
例えば、作品のタイトルを変更したのにキャプションの方を修正し忘れた、なんて事がなくなります。入力処理は一箇所だけ。効率化も図れます。 - 具体的な管理項目について。 以下はexcel表のイメージです(実際にニッシーが使っていたものです)
- NO.(キャプション印刷項目)必須!
たかがナンバーと思うなかれ(笑)NOがだんだん大きくなっていくに連れ、目標まであと何枚!というのがひと目でわかります。
更に、キャプションに小さくNOを印刷した事で、展示の際の作業がとても楽になりました。展示は時間との戦い、お手伝いをお願いした人にもわかりやすい、これ、重要!
- 作品画像 必須!
これも視覚的効果高いです。作成途中でも画像にして貼っていくと進捗具合がわかり易いです。ついでに額装ができたら額付きの画像に差換えましょう。展示をした時のイメージに近づきます。あと、後日ご案内しようと思っていますが、バーチャルギャラリーで展示イメージを実感するのにも役立ちましたよ!
- 作品タイトル(キャプション印刷項目)必須!
最後に一気にタイトルを付けるのは結構大変です。私は制作の過程で思いついたタイトルを随時入力していきました。もちろん、気分が変われば見直します。
- 価格(キャプション印刷項目)販売する場合は必須!
これは最後まで悩んだところですが、こちらも少しずつ準備をしましょう。
- サイズ 必須!
縦×横のサイズを記載しました。作品のサイズはポスターカードを作ったり、個展のブックレットを作ったりした時の情報として何かと必要になります。キャプションに印刷している作家さんもいます。因みに私はマットの窓のサイズにしましたが、紙のサイズのするのが一般的のようです。
- 額装の情報 必須!
額の準備もかなり大変です。最後にまとめてしようと思わず、すこしずつ準備することをお勧めします。
(私の場合は額の制作も並行して実施したため、管理項目が多くなっています。)以下はお好みで、ちょっと手間がかかる作業項目を必要に応じて追加するといいでしょう。サインも作品の顔になります。私の場合、ある程度描き貯まってからまとめてサインをしたので漏れを防ぐために管理項目に追加しました。
- 正式画像
DMの作成や、ポストカードの作成、ポートフォリオ用などに正式画像を残しましょう。>売れてしまった作品の画像は後からは残せませんよ。ご注意!
- 展示予定 どの壁、パネルに展示するか、の計画も随時埋め込んでいきました。額装込みの横幅を入力することで、壁面の埋まり具合が自動計算できますよ。こんな感じで、あとはお好みで管理項目を追加してください。そして「管理」の開始はできるだけ早いタイミングがお勧めです。計画的に進めて行くと会期が迫った時の心の余裕度が格段に違います、とニッシーは信じています。(A型で心配症なので。。。笑)
以上、本日はちょっとお堅目のお題、「管理」でした。
長々とお付き合いありがとうございます。
引き続きお付き合い、よろしくお願いします!