こんにちは、saccoです。
個展シリーズ第二弾は、「計画編その2」です。
どうぞお付き合いよろしくお願いいたします。
計画編その1で、どのような作品で行くかが決まりました。
次に決めるのがゴールとそれに向けたスケジュールです。
これはそんなに厳格なものではありませんが、ただやみくもに描くのではなく
進め方の大きな枠組みを決めておきます。
スケジュールは予定通りに進まないことを想定して少し前倒しにしております。
これは、私が納期直前のプレッシャーに弱いためであり、人によってはそのプレッシャーによってこそ
大きな能力を発揮する人もいます。ここら辺りは各人の性格と照らし最適な進め方を決めていただければ良いかと思います。大事なのは「計画すること」です。
1.ゴールを設定する
会場(壁面)の広さから割り出し、大まかな作品数を決めます。
作品数を決めるには次の要素を配慮します。
・作品の強さ(画材の質感、明度・彩度、表現内容、余白の有無、など)
⇒強い作品は展示の間隔を広めに設定します。
・額縁・マットのサイズ
・作品のサイズ
私の場合は、作品が弱め(ペン透明水彩、色彩抑え目、画面に余白あり)のため、ボリューム不足にならないよう展示間隔を狭目(10〜15cm前後)に設定して算出しました。
めちゃくちゃざっくりですが、最低作品数を30点(目標作品数は35点)
作品のサイズはF6くらいを中心に大小数点を揃えることとしました。
2.スケジュールを設定する
スケジュール作成に当たっては期間を大きく4分割して、だいたいですがQuarter3ヶ月)毎のマイルストーンを決めました。各Quarterの目標は以下のとおりです。
一つの事例として参考にしてください。
・1Q 足場を固める
目標枚数:20枚
スタート時点の作品イメージで無理なく描ける作品を6〜7枚/月のペースでひたすら制作し先ずは最終目標の半分の作品数を確保することに注力する。
・2Q 挑戦する
目標枚数:5枚
ここでは焦らずじっくり腰を据えてより魅力的な作品作りを模索する。納得いくまで書き直しをする覚悟で。
・3Q 熟成する
目標枚数:10枚
2Qでの成果を作品に反映しつつ制作ペースを上げる。大きい作品2〜3点もこの期間に手がける。
・4Q 調整する
目標枚数:--枚
3Qまでが不調に終わるリスクに備え予備の期間とする。
また、DM、広報、その他の各種準備をする。
だいたいこんなイメージでの進度をイメージして制作に取り掛かりました。
実際には、案の定、計画どおりには進みませんでした。
まず、最初の1ヶ月で思うように作品が描けず、夜ベットに入っても制作の事が気になり、もう無理だわ〜、と早々にギブアップ宣言^_^;。
数日休憩をとって息を吹き返し、やっぱりやる、宣言。
その後もうまくいかない時にはやさぐれ、3Qあたりからは中だるみ、4Qではなんだか落ちついてしまって気合入らず、そんなこんなでしたがなんとかゴールできました。
思うどおりに進まないのがスケジュール、でも旨くいかなくても、計画することがツボかと思います。
以上、本日はスケジュールについて記載させていただきました。事項は「管理編」です。どうもお付き合いありがとうございました。