こんにちは、saccoです。
だいぶ間が空いてしまいましたが、盛り上げ胡粉を使った日本画のその後の進捗状況をご報告いたします。
先ずは盛り上げ胡粉の上に調子を見ながら十分に岩絵の具を仕込んでおきます。
(以下の状態から更に岩黒を全体にかけました。)
単調にならない様に色数を増やしていきます。
十分に岩絵の具を乗せたら、次は「洗い」という作業を行います。
水を含ませたハケを使って、岩絵の具を洗い流していきます。
この作業を行うと、下に仕込んだ岩絵の具がチラ見えてきたり、盛り上げた胡粉の形が浮かびあがったり、変化を楽しみながらの作業です。
このように、基底に使ったキャンバス地が見えるのも面白いです。
一通り洗いの作業が終わると、全体の調子を見ながら、次に入れる手を考えます。
少し、ライオンの印象が強すぎて、空気感を損なっているようです。
ライオンおよび周囲の壁に薄いグレー(銀鼠)をかけてみました。
先生曰く、エアリーな感じになったそうです。
このような作業を繰り返し、絵作りをしていきます。
日頃の細かい作業と違い工作のようで、なかなかに楽しいですね。
ではでは、本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。
8月も終わろうとしているのに、相変わらず厳しい暑さが続きます。
皆様お身体に十分気をつけて、芸術の秋に備えましょうね。