こんにちは、saccoです。
気が付いたらもう11月、すっかり寒くなりましたね、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
今日はさっくりと透明水彩の作品を。
これは、ポーランドの南西部、モシュナからほど近い山奥に、ひっそりと佇む今は廃墟となったお城です。
昨年の10月、ポーランドを旅しました。ひょんなご縁でお世話になることになったポランドのタクシードラーバーの方に、ご無理をお願いして方々の古城を巡っていただきました。これは、その中でも廃墟感ナンバーワン、ポーランド人たりとて訪れる人もなく、道なき道をかき分け踏み行った森の中に それは静かに佇んでおりました。時の降る城、何百年の月日をただずっと誰かの帰りを待っているような、懐かしくて切ない空間でした。
恐らく、もう二度と訪れることもないでしょう。
小さな思い出を一枚の絵に封じ込めることにしました。
表現したかったのは、静かに静かに過ぎる時間、優しい日差し。
ありがとうポーランド。また何時か、そう遠くない何時か、彼の地を踏むことができることを心から楽しみにしています。
本日もお立ち寄りありがとうございました。