こんにちは、saccoです。
今日は額選びのお話です。
年明けにお友達より桜の絵のリクエストをいただきまして、すっかい停滞していた絵画制作がようやく再開しました。ありがたい事です。
で、先週からチマチマと描き始めまして、だいぶ仕上がりに近づいてきました。
ご依頼者様は関東にお住まいで、saccoは関西ですので額装含め、お渡しの方法を考えております。
悩ましいのは額縁です。
sacco自身も展覧会への参加などで額縁を選ぶ事はよくありますが、ご自宅に設置するとなると考え方が変ります。
どんな空間に飾るのか、お部屋や家具のテイストはどんな感じか、お好みはかっこいい系?シンプル系?甘い系?大人系???
広めのお部屋に飾られるという事で、作品は大きめにしました(半切くらい、額装込みで横70cmくらいになります)。
これくらいのサイズになるとインパクトがあり、お部屋のムードを大きく左右します。なのでご依頼者様のお好みをしっかり確認する必要があります。スッキリが好きな人にデコラティブな額装をお送りしたら大失敗です。
とは言うものの、ご本人も特に具体的なイメージがないとの事でしたので、今日はsacco手持ちの額を作品に重ねて、ご希望を聞いてみました。
その1.スッキリ、シャープなダークブラウン
saccoはシンプルなペン画に良く使います。シャープでスタイリッシュなテイストですが、ふんわり桜にはちょっとキツい感じです。
その2.優しいグリーン。絵の中のグリーンとマッチして桜のピンクとも相性がよく間違いがありません。ちょっとテッパン過ぎる感じはありますが。
その3.すっきりホワイト。彫りがあるのでシンプルになり過ぎずオシャレな感じです。白い壁面に飾られるという事で、白×白になってしまいますが、saccoはそれも案外好きです。作品の色が映えます。白×白だったら、もう少し作品の色を強めに加筆します。マットの色で変化を付けるのもアリですね。
その4.ちょっと豪華にゴールド。ちょっとこの作品には強すぎますね。
その5.シンプルなシルバー。これが想定外で良かったです。作品の甘さを抑えて大人かっこいい印象に。グリーンとピンクの華やぎをクールダウンしてくれる感じでしょうか。
このように、額縁により作品の見え方は大きく変ります。
ちなみに、ご依頼者様はその2の優しいグリーンがお好みとの事でした。
sacco的には、その2がどんぴしゃだと思っていたら、予想に反してシルバーが良かった、というところです。
インテリア大好きはsaccoにとっては、額の選定は作品と同格くらいとても大事です。
今日は、全部クリームのマットにしていますが、マットの色によってもずいぶんと印象が変ります。マットと額縁の合わせ方によって作品の見栄えが大きく変ります。
だから難しくも楽しい額装です。
今はネット通販で簡単に手頃な額縁を購入することができますが、できれば額縁の専門店に行って、プロの見立てでいろいろと試着してみると、思わぬ取り合わせが絵を10倍素敵に見せてくれる、なんて発見があってとても楽しいものです。
ご予算は倍ほどになってしまいますので、同じグレードならばうまくネット通販で探すのがいいですし、より上質なものが購入できるのであれば専門店もありだと思います。
専門店に行くと、いっぱいのモールディングのなかから好みの1点を選べます。
一度飾れば長いお付き合いになりますのでね、諭吉と相談しつつ、じっくり拘って選ぶことがお勧めです。
本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。