こんにちは、saccoです。
大変、ご無沙汰をいたしました。
ついに1月の書き込みは0件かい、となる直前で持ち直しました(笑)。
年末年始、大雪も降ったりする中でいろいろとございまして、無理をして頑張るタイプでもないので、そんな時はしっかりサボらせていただきました。
ま、言い訳はよしとしまして、今日、押入れの中をごそごそと額縁の物色をしていたら3年前の個展の時に描いた絵が出てきたので簡単にご紹介します。
それがこちらでございます。ウィーンの共同墓地で撮ったワンショットを透明水彩で描きました。確かヨハン・シュトラウスのお墓。光の感じや木立のシルエットが美しく、表現してみたいと思ったのが動機だったと記憶しております。
まあ、そうは言ってもお墓なんでね、それってどうよ、と思いはしましたが、綺麗だからアリかな、という事で。
制作にあたっては、割合と悩みなく、打つ手打つ手が決まる感じで、終始、心地よくご機嫌で描き進める事ができた数少ない作品です。
さくっと決まると、イジイジ触らないので、いい感じに筆跡も残り、紙のヨレ感もなく、濁りもなく。うまくいかなかった所は脚のシルエットですが、なんとなく全体が決まったので、ま、脚はいいか、と筆を置きました。
色数はごらんのとおり、とても少なく、ペインズグレーとブルーだけ。実は私は色数少ない方が向いているのかも知れません。
個展の時には、この作品はきっと早いタイミングで売れるだろうと思っていたのですが、何故か最後まで嫁入りできず、お戻りになられました。^_^;
やっぱお墓だしな‥
多くの作品は、もっと悪戦苦闘し、失敗の記憶が残るのですが、うまくいった時の記憶を思い出させるために、この作品は残るべくして残ってくれたのかも知れません。失敗は成功のもと、なんて言いますけれど、私は失敗よりも成功体験のほうが次の作品に繋がります。失敗の記憶は恐がりだから萎縮しちゃうんだよね。
ウィーンに行ったのは、もう8年も前の事です。この時は周遊はせずに、ウィーンのアパートを借りて滞在しながら方々お散歩しました。大好きはクリムト様をいっぱい味わうことができました。楽しかったな、またヨーロッパに行ける日が早く戻ってきますように。。。
本日もお立ち寄りありがとうございます。