こんにちは、saccoです。
今日も蒸し蒸し不快な一日でしたね。政界がホットな今日この頃ですが、本日もアートネタで行きましょう♪
さて、saccoの作家友達のお誘いで大阪のigu_m_art(イグ_エム_アート)さんのグループ展「個+」に参加させていただく事になりました。
7月21日~26日の期間です。お近くの方は是非覗きに来て下さいね。西天満(老松)界隈です。
この個+、一人3点まで、横幅60cm以内という募集要項でしたので、日本画のチビッコシリーズから3点を選りすぐり出展させていただく事にしました。
さっそく、最近お気に入りのIKEAにフレームを買いに行き、今日は額装に奮闘しました。
作家活動を始めると、額装は結構頭が痛く、見栄え良く、在庫少なく(部屋狭いし^_^;)、コスパ良く、という事で、過去にも何度が額装については記事を書かせて頂いております。
先の記事で書いたようにオーダー頂いた作品は自宅に滞留することがないので、今回のような展覧会とは考え方が変ってきます。↓
さて、展覧会向け額装に話を戻しまして。
最近の日本画作品は主にパネルで制作しておりまして、背面で和紙やキャンバス生地をガンタッカーで留めることで側面を綺麗に仕上げるようにしております。こうすれば額無しで展示できるので、ご購入頂けずに帰ってきた時に(このケースが殆ど)、額縁の不良在庫が家に溜まって行くこともなく、かつ軽く嵩低いので取り扱いが楽ちんです。
なんですが、今回は小品3点と数も少ないので見栄えを優先し、IKEAフレームを採用してみることにしました。IKEAフレームはしっかりした作りの割に価格安くコスパ面で積極採用ですが、箱が無いのとアクリル板が薄いというのが国産規格額と比べてマイナス面ではあります。今回使ったのはサンナヘドというシリーズの箱額で箱の深さが5cmと深いのも少し工夫がいるところです。その他、背面の板を止めるトンボと言われる金具の形状も少々問題ありですが、それらを乗り切れば、フレーム本体は高品質でトータルで採用、となった訳です。
先ずは仕上がり感を見ていただきましょう(展覧会のネタバレですが^_^;)
はい、こんな感じね。
先ず作品の側面に黒の水張りテープを貼りました。角にぴっちりテープが来るように神経を使います。継ぎ目はもちろん底辺です。
次に、箱が深い件。作品の裏に木片で下駄を履かせ1cm弱くらい背面から浮かせてみました。宙に浮いてる感じでカッコ良くなりました。背面の板には白い和紙を貼りちょっと高級感を。そして額縁下部にこんなの付けてみました。ちょっと歪んでいるようではありますが…
IKEAのフレームは、国産の企画サイズに対し縦が長く冗長な感じだったので、間を持たせるためのアイデアです。真鍮だとカッコイイのですが、それらしく見えるように工夫しました。厚紙に箔を貼り、硫黄で焼いてプリンターでタイトルを印字しました。箔の上にプリンターで印字してもはじいてしまったのでドーサを引いております。そして端切れマットを使って厚みを出しました。いろいろと手持ちの材料を使って、見栄え良くしていく作業は楽しいです。あら、ぜんぶネタバレ^0^;;;。
でも、作家活動をされている皆さんの参考になる事も多いのではないかと。。。
最後にキャプション(作品の下に貼る「タイトル、作家名、画材、お値段 等々」)を作って終了です。なんだかんだで一日かかってしまいました~^_^;;。
最近はギャラリーさんに行くと、作品と同じくらい、あるいはそれ以上の関心を以て額装をチェックしております。いくら作品が気に入っても額装でボロが出るとお部屋に飾っていても、ちょっと残念な事になるのでね。
さてさて、長くなってしまいました。本日は額装の細かなアイデアのご紹介でした。
参考にしていただけると幸いです。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。