12月に予定している個展のために箱額を自作してみました。
こちらの作品は、油彩とテンペラの混合技法です。
個展の開催においては、額装は結構悩ましい問題です。
全ての作品にバッチリあった額をオーダーすれば完璧ですが、当然ながらコストの問題が発生します。
個展で作品を販売する場合には、額のお値段を販売額にオンする訳で、ステキな額を誂えると、どうしてもお値段高めとなってしまいます。プロの作家さんの間では額代は販売価格の5%というのが一般的と聞いたことがありますが、アマチュア作家の場合はオーダーしちゃうと50%が額代、なんて事にもなりかねません~。
しかも、個展終了後にそれらの額がそのままどさ~っとお家に返ってくることも想定しておく必要があります。いえ、その可能性が高いでしょう。。。
ならば、見栄えをある程度確保しつつ、コストミニマム、手間暇ミニマムで額縁を用意することは重要事項となってきます。もちろん、晴れの個展、コストいとわず優雅に開催したいわ~、という層の方もいらっしゃるかとは思いますが。
で、因みに今回試作した箱額は一辺23cmの小ぶりなものですが、コーナンで買った木材¥190、百均で買ったフェルトとペンキ、木工用ボンド¥324、その他、アクリル板、トンボ、板つり、マット(これらは前の個展で纏めて買ったものの残り)、全部で¥1000くらいでしょうか。
画像でごらん頂いたとおり、どうしても手作り感が出てしまうのも事実ですが、制作精度を上げつつ、次の個展はこれで行こうかと思います。できるだけ安めのお値段設定をして、作品を気に入っていただいたお客様には、お好みやお部屋のテイストに合わせてご自身で額をご購入いただくことをお勧めしたいと思います。
ところで私、実はインテリア大好きでして、自宅の家具の殆どは英国のセミアンティークで揃えるというこだわりぶりです。だからこそ、額装はお部屋に最もあったものをご購入いただくべきだと思ったりしています。
という事で、2回目の書き込みは、いきなり現実的な話になってしまいました~。
お付き合いありがとうございました~