お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

日本画 銀箔を焼く

こんにちは、saccoです。

さてさて、ゴールデンウィーク6日目、連休も残り少なくなり、今日はなんとか手応えを得たいところ。最近、悪戦苦闘している銀箔の硫化に再度挑戦。

 

という訳で、F8サイズのパネルに前日までに盛り上げ胡粉、箔押しを終了し、いざ、焼くぞ~!!!

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本日はここからスタートです。

馬とダリヤ、背景は空いちゃった空間が退屈にならないように適当に模様を配しました。これは昨年の作品制作の時に先生に教えていただいた知恵、何か仕込んでおくと空間が処理しやすくなるようで。今回は実験ですから、何描く、とか、構図どうする、とかは適当、とりあえず何か描く。盛り上げ胡粉には、水彩絵の具で全体的に薄めのブルー、そしてダリヤに赤を着彩しました。

箔は相変わらずヘタクソで、膠が乾いた後で筆でスリスリしたら、一部、はげ落ちてしまいました^_^;。が、多少、前回よりは手番がよくなりましたので、気にしない~、モチベ下げない事が一番重要~。器用な人には、このなんとも言えない擦れ感、作れないじゃないですか~(負け惜しみ)。

 

そして、イオンフロアブルで作成した硫黄シートとアイロンを使って、いざ、焼きます。前回は、焼いた銀箔が黒くなって(焼けすぎて)剥落してしまったので、今回は、イオンフロアブルを100倍くらいに希釈して、硫黄成分を少なくして臨みました。

最初は硫黄シートと箔の間にトレーシングペーパーを挟み、硫黄が箔に直接つかないようにしてみたのですが、全然、焼けないのでトレーシングペーパーやめて、硫黄シート直置きで。いい塩梅を探します。結果。。。

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いや~ん、なんやこれ!馬の顔は明るくしたかったので焼かなかったのですが、その他の箇所は箔押しの際に膠が被覆してしまったから焼けなかった模様。随所に見える青は銀箔の焼けた色ではなく、箔の下の絵具の色です。う~ん。。。。。ここで、テンション上げ上げになる予定であったが。。。一筋縄では行きませんね。。

 

さて、本日の実験はここまで。ここから先は描画でなんとか作品に仕上げます。

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先ずは、全体に岩黒の13番を着彩。そしてダリヤには岩紅の8番。盛り上げ胡粉の効果を狙います。が、う~ん、作品になるのかなあ。。。フ・ア・ン

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更に、ごにょごにょ、ゴニョゴニョっと手を入れまして、少~し岩群青や、褐色系の色を足しまして、墨汁で馬のだるそ~な表情を描き込み、なんとか上がってきたWWW。

今日はここまで。後は連休明けに先生のダメだしを受けて調整します。

 

余談になりますが、先日、日本画の先生と話しをしておりまして。saccoは、ガチな写実を延々時間かけて描いておりますが、先生からすると、それ時間もったいない、と。お気持ちの優しい先生は、その後、直ぐに、今までやってきたことは、それはそれで強みになるよ、とフォロー。その言葉、信じたいね。今日の作品も、ちまちま描かないから、あっという間に仕上がるのだけれど、作品をピリリっとかっこよくする為には、立体のとらえ方、光と影の関係、リアルが持つ形の美しさ、結局は画材にかかわらず追求する所は同じであるように感じます。

 

そんな事を考えながら過す休日、幸せな時間ですね。

 

本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。

 

 

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