こんにちは、saccoです。
ゴールデンウィーク、7連休だったsaccoは今日で早くも5日目、残り2日になっちゃったな~
さてさて今日は油絵+テンペラ絵具の混合技法の作品に取り組みましたよ。
混合技法については、過去何回も取り上げておりますので、詳しくは過去記事をご参照いただければと思います。ま、簡単に言ってしまうと油絵の具と水性のテンペラ絵具を混合して作る作品です。油絵の具の上から水性の絵具を乗せられるのは、油と水でできたメディウムを介在させるからです。saccoは卵で作るエッグメディウムを使用しております。マヨネーズみたいなもんです。
こちらは、ゴールデンウィークが始まる少し前から作成開始したダリヤのお花をモチーフにした小さな作品です。
まだ道半ば。混合技法の作品は、板(支持体)作りから始まって、実に手番が多く、かつなかなか思うように絵肌が作れないので大変です;_;。
スクールでも多くの生徒さんが、ヒ~ヒ~、ハ~ハ~言いながら取り組んでいます。それでも1作終わると、また次を描きたくなるのは、混合技法の深~い魅力故でしょう。
混合技法では繰り返し絵具を薄くかけて行く事で、厚い絵具の層を作るのですが、それ故に画面がパンパンになって息苦しくなります。ですので光のあたっていない影の部分は重ねる絵具もできるだけ透明なものを使い、インプリミトゥーラ(下地)が透けて見えるくらいの軽さを心がけています。この絵で言うと花心に近い赤みの強い部分になります。濃い色をギュギュっと描きたいところをぐっと我慢して、できるだけ薄いグレーズで色を作りつつ、対比として光の当たっている花びらの先端に不透明な絵具をむっちり入れていきます。
この作品では、バックは不透明な色を使い、ムッチリにしておりますが、前作ではバックを透明色の薄付きにしました。このように、どこに「抜き」を作るかは描画開始前にじっくり計画しておくことがお勧めです。
最初は、「何言ってだか訳分りません~」となりますが、数を描いていると徐々にその意味が分って来ます。目の前の霧が晴れていくようで、そんな学びが、また楽しみでもあります。
本日もお立ち寄りありがとうございました~