こんにちは、saccoです。
今日は「個展を開催する」シリーズです。やっと会場編まできましたよ〜。ということで本日もお付き合いよろしくお願いいたします。
展示については、大きく三つのポイントがあります。
限られた時間内に完了しなくてはいけない展示は、時間との戦いです。苦労して制作した作品、できるだけ見栄えよく展示したいですからね、以下のポイントを事前に抑えておいてください。
- 展示当日のマンパワー
- 作品の配列
- 具体的な配架作業
1.展示当日のマンパワー
・ギャラリーのスタッフにお手伝い頂けるか?
ここは最重要ポイントです。スタッフさんは自分のギャラリーの特徴をしっかり把握しているし、ノウハウも豊富で、仕事は早いです。可能な限り支援を依頼したいものです。
・助っ人は確保できているか?
とにかく作業量が多いです。頼りになる助っ人2〜3人にお手伝いを依頼しましょう。
因みにsaccoの場合は、ギャラリーさん2名、助っ人2名、自分を含めて合計5名で42点の作品の展示を2時間で完了しました。
2.作品の配置
展示の配置を決めるにはいろいろな考え方があると思います。 私はギャラリーさんの助言のもと、以下の優先順位で配置を決めました。
- 通りからよく見えるギャラリー内部の壁面
⇒遠くからでも何が描かれているのかが判りやすいサイズ感、色彩の作品を配置する。 - 入ってすぐのご芳名帳の置かれた台の上
⇒DMやポスターに使った作品を配置する。 - 額やテイストが同じ作品をできるだけ纏めて配置する
事前に配置をある程度決めておくと作業がスムーズです。
ただし、実際に会場に作品を並べながら柔軟に計画変更していくことも大切です。
3.具体的な配架作業
配置が決まったら、後は展示する壁の床面に作品をどんどん並べていきます。
この時、作品と作品の横の間隔を正確に決めて行きます。
言うまでもありませんが、大きい作品は間隔広め、色彩や表現の強い作品も間隔広め、 揃えるところはメジャーを使ってピシーっと揃える、急いでいても手抜きは禁物です。
次に高さを決めます。
高さの決め方には三種類あります。額の上辺を揃える、額の下辺を揃える、額の中央の高さを揃える。saccoの場合は、額のサイズがまちまちであったので中央の高さを揃えることにしました。
まず、床面から目線までの高さを決めます。大体、140〜145cmが適切とのことでしたので 、145cmで決めました。
次に作品ごとの釘の位置を決めます(ピクチャーレールの場合は金具位置)。
a:床面から目線までの高さ 145cm
b:額の縦幅
c:つり紐をピンと張ったときの額上辺からの間隔
bとCを各額ごとに測り、a+b/2-c の高さのところにシールを貼っていきます。
後はシールの位置に釘を打ち付けて額を掛けていきます。
額が掛け終わったら、キャプションを作品下に貼り付けていきます。
最後に全体を見渡して、最終調整したら出来上がりです。
お疲れ様でした〜。
いよいよ本番が始まりますよ〜。
という事で本日は展示について記載させていただきました。
展示は時間が限られているため、最も緊張する作業となります。
しっかり心の準備をして臨みましょうね。
ではでは、次回もどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。