こんにちは、saccoです。
今日もパースのワンポイント レッスンです。
知っておくと便利なパースのツボを身に付けましょう。
本日のお題は、「視線と同じ高さのものは水平線上に並ぶ」です。
自分の目の高さが水平線になる、という事は先の記事でお伝えしました。
その目の高さと同じ高さのものは水平線上に集まります。
もっと具体的に見ていきましょう。
こちらはリトアニアの街角です。ステキなので写真に収めました。
さて、これを絵にしようと思いますが、少し寂しいので人物を増やしてみますよ。
はい、こんな感じです。
大人の背の高さはだいたい同じくらいですので、目の高さの位置が水平線上に並んで居ます。手前の人も、奥の人も、自然に画面に収まりましたね。
間違えて配置した図はこちらです。目の高さがまちまちでなんだか良く分からない絵になってしまいました。
例えば、自分の目線が地面にほど近いチャンコさん目線だった場合、手前の大きい人を見上げるのは正しいです。ただし、その場合は、左右の塀の勾配も変わってきますね。そこら辺をキチッと合わせないと不自然な絵画になってしまいます。
では、これはどうでしょう?
こちらはフィンランドの写真です。
勾配のきつい石畳の坂道にかわいいお家が印象的な風景でした。
さて、こちらにも同じように人を配してみますよ。
はい。こんな感じです。急勾配なので、自分の視線の高さ、すなわち水平線は赤の破線の位置になります。坂道を歩いている人たちは同じくらいの背格好ですが、坂道なので目の位置は水平線より高くなりますね。
人物を入れると、この道が坂道であることがよりはっきりと分かりますね。
さて、どうだったでしょう?視線と同じ高さのものは水平線上に並ぶ感覚が掴めましたか?
是非、覚えておいて活用してくださいね。