お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

春の写生会

こんにちは、saccoです。

二週間前にスクールの写生会に行ってきました。

場所は関西学院大学、美しいキャンパスでした。

記事をアップしようと思っているうちに夏になってしまいました。

この異常な暑さ、みなさん無事にお過ごしでしょうか?

 

さて、前回の秋の写生会の記事はこちらです。

秋の写生会、ペンと水彩で風景画描きました - お絵描きeveryday

 

月日が経つのは早いものですね。

半年、私はちゃんと前進したのでしょうか。。。

ま、そこの追求は置いておくとしまして、今回の写生会では、現在、鋭意矯正中のパースのスキルについて、現場において実践学習することとしました。

従来、あえて選ばなかったパースペクティブ~な対象を選定しました。

実際には、建物がかなり大きく、どうしても引きの構図となってしまい、パースの学習に効果的な場所の選定は思ったように進みませんでした。

が、しかし、前回の写生会同様、あまり場所選びに時間をかけていると描く時間が無くなってしまいますので、適当なところで腰をおろし制作に。

 

f:id:s_nissy:20190526110930j:plain

 ちょいと見づらくってすみません。こちらはスケッチブックにペンで対象を描き終えたところです。

この南国情緒のシュロの木(?)みたいなのが印象的だったので、ぐっと見上けてズ~~~ムな感じでパースを効かせた構図としてみました。

 

先ずは画面にどのように入れるか、パースはどうなってるか、描き始める前にしっかり考えます。

f:id:s_nissy:20190526114218j:plain

この画面では二点透視図法を適用します。正面の建物が私の視線と垂直に交わらず、少し左に振っているため、消失点が画面の左右にできています。

先ず水平線を決めます。自分の目の高さです。今回は小さな簡易椅子に座って描きましたので、目線は低く画面黄色い破線の位置となりました。手前から画面奥に向かう道は緩やかに傾斜して先の方が高くなっているため、水平線は道上に掛かります。

建物右側面の壁面にできる傾斜(赤線)はかなり急で水平線上の消失点に向かいます。

一方、建物の正面は僅かな角度であるため、画面左の遠いところに消失的ができます。青い線です。

これらが決まると、後はその傾斜に従って、屋根の傾き、窓枠の傾き、等々を描き込んで行きます。いくら細かなパーツを丁寧に描き込んでも、この傾斜が合っていなかったりすると、途端に絵はなんだか不自然な、座りの悪いものになってしまいます。特にsaccoが良くやらかしてしまうのは、画面の青い線のように微妙な角度の場合に、②の線の方が③の線より傾斜が強くなってしまう、などという不整合です。そうするとビミョ~に気持ちの悪い絵ができます。

逆にこれらが心地よくあっていると、すっと一本描いた線でも美しく決まります。定規で描いたような線は絵画が硬くなってしまうので必要ありませんが、相互の関係性が狂わないようにすることで、安定感のある美しい画面ができあがるわけです。

 

頭で理解しても、なかなか思うように手が動いてくれないのが世の常で、案の定、今回ももう一つな感じにはなってしまいましたが、課題を見つけ、意識することで、徐々にスキルは定着するものと信じて精進ですな。

f:id:s_nissy:20190526115901j:plain


最後にちょこちょこっと着彩をして Time is over.

上部の空間が広いため、地面の存在感を強めようと、木の影などを描いたみましたが、先生曰く、この影が「もたついている」そうです。

あな難しや。。。

ポチッと応援よろしくお願いたします。

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

プライバシー・ポリシー