こんにちは、saccoです。
東京では大雪が降りましたが、それでも2月、日に日に陽射しが春めいてきているように感じます。
私もついに先日、還暦のお誕生日を迎えまして、このタイミングで予期せぬ体調不良は想定外でしたが、それでも心は前に向かっておりますwww。ボチボチね、取り組んでますよ。
昨年、宝塚市展にエントリーした作品を掲載させていただきました。賞をいただいたのは嬉しかったのですが、本人的にはもっと美しい川面の波紋が描けないものかという野望(!?)がありました。
自然の造形とは、あくまで自由で豊かでおおらかで、でもその中にある規則性がまた神秘的で美しく。。なんども描写を試みたのですが、なかなか思ったように描けなかったのです。。。涙
そこで、プロジェクターを使って画像を転写してみることにしました。
先ずは、Amazonで以下を購入。
プロジェクター選定のポイントとしては、まずルーメン(明るさ)、画像を転写するために必要十分な明るさは必須要件ですね。こちらは16000Lです。
そして設置角度が容易に変えられるように画像のとおり、クリクリと回転できる脚のついたものにしました。このプロジェクターは天井吊りも可能ということで、天井からの照射なら自分の影映り込まず転写しやすそうなのがポイントでした(実際は天井に吊らず平おきしました)。
後は台形補正機能ですね。これは今時、どの機種にもついているのかな。
そして価格、あまり高価なものを購入して、転写に使えなかったら意味ないので、お試しとしてリーズナブルなものを選びました。あとはコロっとかわいいビジュアルかな、決めては(笑)。
さてさて、では以下に実際の制作風景を上げましょう。
1.プロジェクター設置
用意したもの
・制作用のパネル(F50号)にクラフト紙を仮止めしたもの。
・画像(実際の写真から画像編集アプリで加工し、候補を数枚用意しました。)
・プロジェクター(画像はUSBで取込)
6畳の和室で。一番見栄えの良い画像を選び、畳1.5枚分くらい離れてパネルにジャストサイズとなるよう投影しました。準備完了!
2.手書き転写
画像の位置が決まったら転写です。
部屋を真っ暗にしたら投影した画像もまっくろで鉛筆の線見えず、、、
電球色の照明を付けたら、↓の感じで鉛筆の線が見えて良い感じに。
後はひたすらクラフト紙に鉛筆で波形を写しとって行きます。
(パネルは立てた状態で、自分が横になって腕延ばして描いてます。)
3.クラフト紙の下書きを本紙に転写
今回はパネルに和紙+銀箔を貼ったものを支持体としました。
クラフト紙から箔に転写するにあたっては念紙やカーボン紙などを使わずとも、
ボールペンでなぞっていくだけで、白く線描できました。
なぞった箇所が分るように赤のボールペン使ってます。
↓な感じで銀箔に白い線で転写できました。
油性のカーボンを使うと、後で絵具をのせたときに絵具をはじくので、
これは新発見でした。
転写が終わったら、後は箔焼きしたり絵具で描写を加えて作品を仕上げて行きます。
さてさて、本日の制作リポートはここまで。
今回購入したプロジェクターは本制作には必要十分なものでした。
ついでにコンパクトで角度が自由に変えられるので、ベッドに持ち込んで天井に照射して映画やYouTube視聴なんてこともできるのでご機嫌です。
手書きでカッコよく描けるスキルも身に付けたいものですが、使えるものは上手く活用するものありかな、と思った次第です。
本日もお立ち寄りありがとうございました。