こんにちは、saccoです。
みなさん、お元気ですか?
saccoは、コロナウィルスの影響で、お仕事がテレワークになり、お家に居る時間が長くなりました。当然、スクールに通う頻度も少なくなってきた今日この頃。
お家で制作ができる環境とマインドを整えて、在宅でも充実した制作時間を送ることが喫緊の課題です。
とは言いながら、本日はスクールに来ましてシルバーポイントを使った作品の制作に取りかかりました。
シルバーポイント作品の支持体(白亜地)は以下に詳しく記載しています。
綺麗にできあがった板が4枚。今日はいよいよ描画に入ります!
シルバーポイントで描いた線は練りゴムで消す事ができません(どうしてもやり直したい時は紙やすりなどで削れば消えますが)。ですので、先ずは紙に鉛筆で下書きをし、それを白亜地にトレースしていきます。
トレースをした線は、最終的には消したいので転写する紙の裏側に木炭の粉をすりつけて、その上からボールペンでなぞって転写しました。
(転写する紙の裏側に木炭の粉をスリスリしたところ)
(白亜地に転写した鳥さん。だいぶ見辛くってすみません。雪の上に転がっています。シルバーポイントという渋い画材を使いますので、ついついスペイン・リアリズム系の画題に心惹かれます。)
ちっと見えづらいかと思われるかも知れませんが、これくらい写っていれば上々。
木炭でトレースした跡は、さっと手で一拭きするだけで完全に消えます。
線が消えないように気をつけながら、後は、コリコリ、コリコリ、ひたすら描画作業です。
と鼻息荒く取りかかったのですが。。。ですが。。。描画できない!?
シルバーが削れずに白亜地の方が削れてしまいます。
白亜地の固さが足りなかったようです。ボーゼン
しばし固まりましたが、先生のご提案で表面にオイルを塗ってみることにしました。
塗ったのはスタンドオイル。テレピンで少し緩めて筆さばきを良くして、全体に薄くまんべんなく塗りました。(エマルジョン下地状態ですね)。
このオイルが乾いたところで試し描きをしてみると。。。描けました!
シャープな線が地の上にのりました。良かった~、これで良いコンディションで描けそうです。
本日は、そんなところで Time is over。
無念な進捗ではありましたが、そうしたスキルも絵画をやっていく上では必要不可欠です。オイルを掛けることで白亜地の表面が適当な固さになったようです。
という事で、本日は失敗から学んだのでよしとしておきます。
次回以降、描画をしていきますよ。
本日もお付き合いありがとうございました。