こんにちは、saccoです。
今日は昨年からチマチマと描いていたテンペラ作品のご紹介です。
もう何年も前にイタリアのトスカーナにあるアレッツォに行ったのですが、アレッツォからほど近いサン・セ・ポルクロという街で観たピエロ・デラ・フランチェスカの祭壇画がとても印象的で、そのごく一部を参考に小さな作品を作りました。
今から思うと、まあ良くヨーロッパにフラフラと出かけたものですが、今でもその頃の記憶が制作の役に立っているのは何よりです。
仕上がった作品はこちら。
実際のピエロの祭壇画とは随分とかけ離れた仕上がりですが(笑´∀`)
以下、手順です。
石膏地の支持体に同じく石膏で盛り上げ処理をしています。
下絵を描いて、支持体に転写。箔を貼る部分に着彩しています。
(アクリルで塗ったのですがボーロを使うべきでした。後で箔の皺が残ってしまいました。)
箔を貼らない部分をマスキングしています。
全体に箔を貼りました。三吉箔糊を使ったのですが、これも箔の皺が残る一因だったようです。
マスキングを剥がし、後はひたすらテンペラで描画していき完成です。
先生には顔の描き込みがリアル過ぎて違和感あります、、、と指摘を受けましたが、本人的にはそこも狙いだったのでよしとして下さい(笑)。
ではでは、本日もお立ち寄り、ありがとうございました。