こんにちは、saccoです。
さて、本日は先日破綻してしまったニャンコさんの絵画のリベンジで、タイルを描き直しました。その手順をご紹介します。
手順は以下の通りです。
まず、自分の目線の高さを決めます。上図ではHLと記載した線です。
これを水平線(ホライズン)と言います。
そして目線が画面と直角に交わる点、これをVP、消失点と呼びます。
画面上の全ての物は、このVPに向かって収束していきます。これを一点透視と呼びます。
床面のタイルの縦線も、この消失点に向かっていきます。
上図青い線にタイルの奥行きを表す横線を絵がいていくと、タイルは完成します。
先ず、一番手前のタイルの奥行き(画面奥側の横線)の位置を決めます。ピンクの線です。
この線が決まったら、タイルの対角線(b→a)を引き、その線をず~っと延長して(①)HLと交わった点をプロットします。これをDP(距離点)と呼びます。
DPが決まったら、今度はDPからタイルの左角のCまで線を引きます(②)。
次に、②の線とタイルの縦線との交点dから水平線を引き二つ目のタイルの奥行きが決まります。
同様にして、もう一つ奥のタイルの水平線・・・、という風に床の端っこまで描き進めます。
どうですか? このように目線の高さとタイルの奥行きを決めると、後は決まった手順に従ってタイルの形が正確に描けます。
因みに上と同じ事をやっているのが下です。
タイルの対角線と三本の縦線の交点から水平線を順番に描く事でタイルの形を決めることができます。因みに青い縦線の横幅(α、β)は同じ長さになります。
タイルの縦線三本を使えば、DP(距離点)を取らなくてもタイルの横線を決めていくことができます。DPが画面の内側に収まらない場合でも、上のやり方ならば紙を足さなくても描けますね。
いやいや、こんな手順で描けば収まり良く描けるなんて、今まで全然知りませんでした。恐るべし無知。。。でも、今度からは大丈夫。一歩前進したことを素直に喜びましょう。
どうも今までパースがピタっと決まらず悪戦苦闘していたそこのアナタ、是非、お試しあれ。
本日もお付き合いありがとうございました。