こんにちは、saccoです。
昨日に引き続きパース ワンポイントレッスンです。
ゴールデンウィークだというのにパソコンに向かってます。。。イイモン
平成最後の書き込みは、「楕円は歪まない」です。
いつもお世話になってるスクールの先生が、おっしゃいました。
「いいこと教えてあげましょう。楕円って歪まないんですよ。」
え、え、どういう事?
前回は、床面のタイルの描き方を学びましたが、そのタイルに円が描かれていたとして、それを描くと歪んでないって事ですか?
嫌ですよう、先生。呑み込みの悪いsaccoに教えるのが面倒くさくなっちゃったんでしょう!?
だって、
パースがかかるとタイルはこのように台形に歪んで見えるんですよ。この上に描かれた円ですから、いいですか、先生。ほら、
こ~んな感じで半円が台形の中に入るんです。
円だけ取り出してみると、
ほ~ら、上の方はべちゃんこだし、下の方が縦長になって、なんかケロヨンの唇みたいで、ぶさいくな形。
歪んでますよう。
そこで、得意満面の先生が示してくださいました。
では、台形のタイルに楕円を入れて見ますよ。
左の楕円は、正楕円(歪みなし)、緑の破線は直径です。一番、横幅の広いところね。
真ん中の台形は、正方形のタイルにパースをかけて描いたところ。赤い破線は真ん中の線です。このタイルを上から見た図が一番右の図です。
いいですか? せ~の~、ドン!
正楕円と台形をドッキングするとこうなります。
赤い破線の部分が円の直径です。だって正方形の真ん中の線ですから。
このタイルを上から見るとこの通り。
正楕円の直径bは、実際の直径よりも手前の線になります。
円の一番幅が広いところ、破線aは、ちゃんと正方形の左右の辺に接してますよね。パースのかかった台形でも、aはちゃんと台形の左右の辺に接してます。bはaより幅が狭いから、左右の辺の内側ですよ。
おお~、なんかマジックみたいですけど、ホントです。
ちょっとしてやられた気分ですが、ま、いいでしょう。これで、楕円を描く時は上手く描けない~、と悩むことなく正楕円を描けばいいってことですからね。ラクチンな事は大好きです。
以上、本日はパースの楕円に関するお話。
絵画を描く上で便利な知識、これからもいろいろと提供していきますよ~。