こんにちは、saccoです。
あっという間に桜も終わり季節は初夏へと向かって行きますね。
すっかり陽も長くなり、梅雨に入るまでの貴重な快適シーズンです。
活動せねば。。。
さて、今日は水彩画のプチ講座「雲を描く」です。
知人に水彩画の制作を頼まれたのですが、ここのところ日本画制作で忙しかったのを良いことに放置しておりました。で、ようやく日本画の方が一段落したので制作開始です。
お題は冬の終わりに春の予感が少しだけ感じられるような静かな佇まいのヨーロッパの風景です。テイストとしては私好みですが、抽象的なリクエストでむずっ。。。。
以前、エストニアに行った際に撮影した写真を一枚選び、冬の終わりの季節の空がど~んと広がる景色を描く事にしました。
ここでスクールの先生に透明水彩での雲の描き方を教わったので、自分の備忘録も兼ねてご紹介しておきますね。
1.空を描く部分を水で濡らします。
先ず、空を描く部分にだけ水筆でしっかり水を引きます。
↑は試し描き用の小さい紙(ウォーターフォード)です。
水の分量は好みですが、今回はあまり滲み感無く、全体的に均一に色を入れたかったので紙がしっかり湿る程度の水としました。紙を立てても水が垂れない程度です。
2.絵具を取るための筆を用意します
水彩はスピードが命ですので、色を入れる前に雲を描くための筆を用意しておきます。
筆は全体を水で濡らした後、ティッシュなどで水気をしっかり取っておきます。ここが、今回一番のポイントです!
3.空色を入れます。
紙に水がしっかり沁み込んだら、2とは別の筆で空色を一気に入れます。↑はお試しサイズなので丸筆を使っていますが、実際の作品は画面が大きいので刷毛を使用しました。モタモタしていると筆跡が残るのでさささっと入れるのがコツです。筆のエッジが残った場合は別の水筆(水を含ませた筆)でエッジを取ります。何度も触ると汚くなるので出来るだけ少ない手数で仕上げるのがコツです。絵具は画面の大きさに合わせて少し多めに水で溶いておきましょう。途中で足りない~、なんてモタモタしてると直ぐにエッジが残ってしまいますヨ。
4.雲の形に絵具を取ります。
3.の空色が入ったら、すかさず2で用意した筆を使って、雲の形に絵具を取っていきます。
こんな感じで、湿らせてしっかり水気を取った筆を画面でコロコロ転がすと絵具がナチュラルに取れます。ティッシュ等で絵具を拭き取るとエッジが強く残ってしまうため、筆で取るのが雲の表現には向いているとの事です(先生秘伝)。
5.雲の下面に薄く影色を入れます。
雲の下の面に薄く影色を入れるとモクモク感が出ます。季節に応じた雲の表現を工夫してみてください。
さてさて、水彩画での雲の描き方はここまでです。
コツは、しっかり準備をして一気に仕上げる事と、多少失敗しても何度も触らない事です。モタモタ感は観る人に伝わってしまうので、多少の失敗は潔く放置した方が良いです。*^_^*
今回、この方法で雲を入れた描きかけの作品はこちらです。
空の部分は刷毛で大きなストロークで描きたかったので、建物の部分は事前にマスキンズ液でとめておきました。実際に描く前には卓球の素振りのように腕を振ってイメージトレーニングも^_^;。雲の形は適当に抜いたのですが、事前にどのように雲を入れるか計画しておけば良かった、というのは反省点です。
この後、調子を見ながら、ペン入れ+建物の着彩へと進みます。
うまく仕上がってお渡しできるといいなあ。冬はとっくに終わって初夏になってしまいますが。。。
さてさて、水彩のプチ講座はお役に立ちましたでしょうか?是非、貴方の作品で試してみてくださいね。
本日もお立ち寄りありがとうございました。
良い週末を~