お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

混合技法 薔薇ばっかり

こんにちは、saccoです。

おお、サボっていたらもう師走。。もう今年も終わりですか、早いですね。

一年振り返り、成果はそれなりにあった年ではありましたが、どうも、自分的にはあまり頑張った感が無い、、、いや、そんな筈も無いんだけど。

個展したいけど、個展できてない、、、というのが満足できていない理由のような。ゴールに向かって直球で頑張りたい一方で、やりたいままに制作をしていたら結果として果実みのった的な流れに乗りたい私。。。ああ、面倒くさいヤツ。

 

何言ってんだか分りませんので早く本日のお題に。

てな訳で、相変わらず画材はあれもこれものsacco。昨日は混合技法をやったので、その作品をご紹介します。実は夏頃から描き始めて、しばらく気分が乗らなくて休眠していた作品です。

夏、こんな感じでワラワラの薔薇の群れを描き始めました。

こちらは、今春に大阪中之島の薔薇園で撮影してきた写真を元に描いています。

インプリ(地塗り)の板の上に、先ずは白のテンペラで形を描き起こし、軽く全体に油絵具で色を入れたところです。

全体的に調子を見ながら少しずつ油、テンペラ、油、テンペラ、と3,4回手を入れたところです。まだまだインプリの透け感を残しつつ、主役の花との調和を意識しながら手を入れていきます。ここで大事なのはインプリを被覆し尽くさない事です。画面全体を不透明な絵具で被覆してしまうと画面が呼吸しなくなって、息苦しくなってしまいます。抜け感はとても大事です。ここら辺りで手が止まり2,3ヶ月放置していました。

 

上は11月になって再開し、昨日、更に手を入れたところです。

薔薇は絵具がしっかり入ってきて、随分と抵抗感が出てきました。

それにつれて、インプリの透け感を維持していた箇所にも不透明な色で攻めたくなってきました。先生曰く、それで良いそうです。描いていくうちにそれぞれの部位の相関関係で必要な絵具の量が変ってきます。

で、今、悩んでいるのはバックの処理です。花の上部と下部の色が同じ感じで遠近感が出ていません。画像では分りにくいですが、下部に絵具をしっかり入れ、遠くに空間が抜けるようにしています。遠く=空間の層が厚い、という理由で絵具の量が必要との事です。

でも、なんだかまだ空間の処理がうまくいっていません。しばらく悩もうと思います。

今、平行して薔薇の作品を何枚か描いているのですが、この子がうまく行けば、他の子を牽引してくれるそうです。絵を描くのって、この一枚、だけの話ではなく、制作の手順やメンタルのもって行き方、とか、様々な観点で自分の制作スタイルを築くことが大切ですね。有本利夫さんのように、アトリエに描きかけの作品を置いておくと作品の方からお呼びがかかるようになると最高ですね。そんな日が来るのが楽しみです。

 

今年の仕事が、来年の自分に繋がりますように。。。

 

本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。

 

 

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