猫をかくなんて事は珍しいことではなく、世の中にはネコ作品があふれておりますが、
私にとっては、ちょっとした事件でした。
何故かというと、生まれて始めて(いやまあ実は既に半世紀くらい生きている訳ですが)ご依頼を受けて描いた作品だからです。
8月の個展をきっかけに、作品を観にきてくれた友達に「うちの子かわいく描いてね」、とのご依頼を受けたのです。
さて、ご依頼主様のご所望の作品を描かなければならない、というのはちょっとしたプレッシャーでした。
お友達だからと言って決して手は抜けません。
私のような猫の生態も良く知らない人間には読み取れない、ネコ様特有の魅力が随所に溢れているのかもしれません。
彼らの愛くるしい眼差しの奥には、依頼主様とだけ感じあえる何かがあるのかも知れません。。。
そんな不安を抱えつつスタートした訳ですが、描き出せばいつものように勝手にはまっていきまして、楽しく制作させていただきました。
もうちょっと突っ込みたい気もしましたが、この作品はここらあたりで完成としましょう。
ところで、ご依頼を受けての制作ということで、今回は時間を意識して描いてみました。
ちなみにこれで18時間くらいを要しています。
労働生産性、なんてことを持ち出すとそもそも困ったことになってしまいますので、そこは置いておくにしても、今後の事も考えると、制作スピードの改善はちょっとした課題ではあります。
いや、まあ、次は無いかも知れませんが。。。(笑)
お友達んちのニャンコ(色鉛筆画)