こんにちは、saccoです。
今日は帯の絵付けをしましたので、ご紹介しますね。
まず経緯から。
着物を始めて間もない頃(2年が経った今も素人ですが)、着物の知識が何も無いまま、ヤフオクで、ついうっかり訪問着を落札してしまいました。
手元に届いてから気付いたのですが、なんだか結構晴れがましくて、普段使いではないなあ、と(そらそだね)。
その後、このインパクトの強い着物を着るのに、黒の落ち着いた感じの帯を探していたのですが、なかなか、ピタっと来る帯に出会えていませんでした。
オークションを見ても、黒い帯って人気が高くて、これいいかな~? と思うと結構な競争状態になってしまいます。ネットで実物を見ずに購入すると、届いた品物を見てガッカリ、なんてこともシバシバあるあるなので、あまり高値になると手を出す気がしないし。
しかしな~、早く着ないとオババになって着れなくなっちゃうよ(いや、今でも既に十分痛いかも知れない。。。)
そこで、ほぼほぼヤフオクで競合状態にならない真っ黒の帯、すなわち喪服帯を購入して、自分で絵付けをしてみることにしました。未使用品で柄の気に入ったのが丁度見つかったので。
前置き長くなっちゃいましたが、それで購入したのがこの帯です。
こんな織柄のある帯です。
お見苦しいので小さめの画像で。着付けるとこんな感じ。
着物に金で描かれた秋草を帯にも描くことにしました。
ここは慎重に行きたいと思い、トレーシングペーパーに絵を写し取り、チャコペーパーで転写。と、ところが全然転写が出来ませんでした。堅い絹の生地には線がま~ったく写りません。お~、計算外です!!!
ここでちょっとフリーズしましたが、ええい、もうフリーハンドで描くしかない!
そうは言っても残念なことにはなりたくない。
肝っ玉の小さいsaccoは先ず手先(お太鼓の後ろに隠れるところ)の端っこにちびっと描いてみました。
お、なかなか描き心地いいぞ!滲みも無いし、筆もまずまず滑る。コンディションばっちり。
ちなにみに画材はアクリル絵具を使いました。筆はナイロンの先の細い筆です。
後はひたすら、手を進めます。
途中、結んだ時の柄の場所を確認するためにちょっと着用。
お、しまった。胴の部分は帯締めと重なって菊の花が隠れてしまう~!
お太鼓もがっつり描いたところがお太鼓部分にうまく出ず、少し寂しい感じ。
そこで、またまたカキカキ、カキカキ。ひたすらカキカキ。。。
胴の部分は、高めの位置にも菊を一輪描き足し、お太鼓にも華やかになるように柄を足しました。
完成したお太鼓部分。
どうですか、喪服帯が金彩で華やかな帯に変わりました。
さてさて、やっと完成です。
後は出番を待つのみ。
今回、帯の絵付けをしようと、ネットで探したのですが、プロじゃなくて一般の方の事例は以外に少なく参考になる記事がありませんでした。
同じような事を考えてらっしゃる方には、きっととても参考になると思い本日の記事にしましたよ。
sacco自身もとても楽しくて、これはいい! とテンション上がりました。
自分で描く事ができれば、欲しい絵柄の帯は自分で作ればいい、自分で描いたんです~と言って話題にするのも楽しそうですね。
次はどんな絵柄の帯を作りましょう!!!
本日もお立ち寄りいただきまして、ありがとうございました。