お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

番外編 着物と帯を洗ってみた

こんにちは、saccoです。

新年になり、まったり絵画生活をスタートしたsaccoですが、今日はお着物の話を少し。

この三連休の初日、saccoは着物を自宅で洗濯しました。

こちらです(洗濯後)。

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この着物はポリエステルの袷の着物です。

酔った帰りの電車の中で、なんとなく勢いで、ヤフオクで購入してしまいました(^0^)。ハハハ

現代はその取り扱いやすさから、ポリエステルの着物も多くなってきているようです。が、ポリエステルの着物といえば、ちょっとペランペランな印象が。

でも、こちらのお着物、アップで見るとこんな感じの質感。

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実際に届いた商品は絹の着物と見分けがつかないくらいの素材感でした。

やった~。収穫!

しか~し、古ーいタンスの強烈な匂いがプンプン。試着するだけでも苦しくなってしまいます。

ポリエステルのお着物を購入した一番の理由は、自宅で洗濯できる事でしたので、速攻で洗濯してみました。

品質表示には洗濯機マークが付いていましたが、ちょっと警戒して一応手洗いにしました。洗剤はいつもの洗濯に使っているアタック。最後に柔軟剤を少し。

脱水を短めにして(15秒くらい)、物干し竿に両袖を通して干しました。

半乾きのうちに中温でアイロンを掛け終了。

さすがポリエステル。な~んの問題もなし。スッキリしました。

 

これは大収穫です。

袷のシーズン、洋服を着るように何度か袖を通したら自宅でスッキリお洗濯できるなんて理想です。

しかも安っぽくないので、このお着物、これから大活躍すると思います。

 

着物の洗濯について、いろいろな方のブログなどを参考にしていたのですが、ある方の書き込みの中に、「着物が自分で洗濯できたときに始めて自分の持ち物になったと感じた、というのがありました。まさに同感、大いに共鳴しました。自分の持ち物なのに、あれも駄目、これも駄目、自分の力ではメンテナンスもできない、ってなんだか扱い辛過ぎて、コントロールできなくて、生活の伴侶にはなり得ない。

晴れの日の特別なお着物ではなく、日常使いのものなのに汚れや汗を気にして使い、洗濯は専門の業者に出す、ってなんだか違う。昔の人のように自分で洗いバリをするなんてまして無理。自分でどうにもならない持ち物、だから使うのもちょっと躊躇してしまう、そんな着物生活は目指すところではありません。

普通にTシャツを着るように、ガンガン着て、汚れたら自力でスッキリ。これが理想です。海外でだって着たいです。

 

さて、この着物に対する違和感は着物を始めた2年前から感じておりまして、実はいろいろやってみました。

先ずやったのが、リサイクルショップで購入した単衣の正絹の着物の洗濯。特に汚れ感はなく比較的すっきりしていたのですが、一回着たら洗濯したい衝動に駆られました。そこで、思い切って洗剤水(こちらは絹なのでアクロン使用)にドッポンと浸けてみると、びっくりした~。水の色はみるみる茶色く濁り、凄い薬品の匂い。

これを見ると、洗濯せずに着るのが怖くなります。

こちらも半乾きの時にせっせとアイロンをして、う~ん少しヨレヨレした感はありましたが、なんとかクリア。

 

次の画像は小千谷縮と麻の帯です。両方、洗濯済み。

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小千谷縮は人に勧められて購入してみたのですが、なるほど着心地満点です。

布の凹凸が大きいので通気性がすこぶる良く、綿の浴衣より涼しいです。

暑い夏、一日着て汗を一杯かいた後はざぶざぶと水洗いをして、脱水もせず着物たたみをして竿に干すだけです。水の重みで適度に伸びてあっという間にピンっとした状態で乾きます。小千谷縮の凄いところは、着たときの方が涼しく感じるところです。適度な空気の層が暑い日射を遮り、羽織ると少し冷っとするような感触です。夏の普段着着物は麻一択です。

ついでに麻の長襦袢も着物と同様に、1回着る毎に水洗い。これは簡単、気持ちいい。

そして帯。帯も真夏に締めると2,3回使っただけで結構な汗を吸っている筈です。これも思い切って水にドボン。

こちらは洗剤で洗ったところ糊がとれたようで張り感がなくなりタランとしてしまいちょっと焦りました。

あわててスプレータイプの洗濯糊を掛けてアイロンしてみたけど効果なし。そこで液状の洗濯糊(普通にドラッグストアで売っているもの)を買ってきて、濃いめに水にといて帯を浸しました。全体に水が浸透したら、洗濯機で軽く脱水(10秒程度)して外で干し生乾きの内にアイロン(中温)を掛けました。結果はパリッパリ。洗濯前より絞めやすそうです。成功~!

 

次は紗の着物と絽の帯。

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このお着物はsaccoの持ち物の中では一番高いものでしたので(といっても1万以下^o^)、これはやめておこうかな~、お気に入りだし2,3回着ただけで駄目になったら悲しいな~、と思いつつ、洗いたい衝動が抑えきれずドッポン。

上記と同じ手順でそっと手洗い、脱水せずに着物たたみをして竿に干し、生乾きの時に中温でアイロン。洗濯後、一度も着ていないのですが、なんとなく大丈夫そうです。良かった~。

帯の方は上記と同じく洗濯後はタラーンととても柔らかくなってしまったので液体糊を付けて再度アイロン。これでパリっとしました。この帯は、着物を始めた頃、とりあえず手持ちの夏帯がなく、急ぎ必要だったのでリサイクルショップで、なんと500円で購入したものです。意外にどの着物にも合わせやすく、しかも絞めやすくて使える帯なので手放したくない1点でした。

お洗濯によってくすみもなくなり鮮やかなオレンジが戻ったようで大成功です。

 

お着物洗濯生活、トライ&エラーで一つずつ克服していく感じがとても楽しいです。

これから、ウールの単衣、紬の単衣も洗濯してみる予定。正絹の袷はさすがに失敗しそうなので、こちらは何度か着て廃棄か、お気に入りのものは専門業者に頼む予定です。

 

今まで効率重視で生きてきた毎日、リタイア後には、丁寧な暮らしを送ってみたいものだと感じています。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

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