お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

春を描こう 透明水彩(続編)

こんにちは、saccoです。

春先の爽やかなお天気から、段々と空気の湿度が上がってきましたね。

軟禁生活を続けるうちに、どんどん季節が進んで行きます。

 

さて、今日は前回記事の続編です。

一回ぽっきり完結編でブログを書いたつもりでしたが、自宅に居てずっと作品が目に入る位置にあると、もう少し手を入れたくなりましたので、続編を書くことに。

www.art-sacco.com

 

手を入れたのは以下の4点

・小屋左のグリーンの滲みをもっと強く

 (全体的に淡泊になりすぎたので、具体的には描いていないけど何かありそうな深淵な雰囲気を出したかった。出たかな~?)

・小屋右のグリーンに褐色を追加

 (彩度が高すぎ、緑が単調だったので。)

・小屋の影の色をもっと濃ゆく

 (明るい部分とのコントラストを強調することで陽光の強さを表現。)

・木香薔薇、フェンスは固有色を強めに

 (主役の存在感をもっと強めるため)

 

まあ、要するにほぼ全体ですが^_^;。

どこにどのように手を入れれば作品がより良くなるか、「ツボが解るようになる」→「絵画が上達する」「自分の作風ができる」、と段々ステップアップしていきますよwww。

 

よし、今度こそ完成とします。

右下にサインを入れて額装をし、終了といたしました!

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ちょっと、写真が歪んでますが。。。

 

さて、ここからはちょいと長くなります。

絵画初心者、もしくはこれから始めたいですよ~、という方向けにsaccoのワンポイント アドバイスです。

  1. 濃い色の追加の仕方

    濃い影色を入れたい訳ですが、筆でベタっと塗るとペンキ塗ったみたいになっちゃうし、透明水彩ならではの滲みの美しさも活かしたい。一方で光を表現した箇所はしっかり塗り残したい、こんな時は次のように色を入れます。
    まず、色を入れたい部分に筆で水をおきます。色が浸食して欲しく無いところには水を置きませんよ。

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    しばらく置いて水が紙に染みこんだら、表面が乾かないうちに上から濃いめに溶いた絵の具を筆を使って色を置く要領で入れていきます。

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    筆先を立てて、ポチョン、ポチョンと色を入れていますよ。透明水彩は乾くと多少退色しますので、少し濃いかな、くらいが丁度良いです。ただ、どうしても、重ねて色を入れ続けると、色があまり入らなくなり、発色もいまいち、滲みもしにくくなります。ベストなのは最初からガツンと必要な濃度で入れること。経験を積んで少ない手数で決められるようになると、絵がより生き生きしてくるでしょう。これ、saccoも目下の課題です。


     
  2. サインの書き方

    saccoはペン&透明水彩の作品は鉛筆でサインを入れます。
    いつものサインはある程度書き慣れているのですが、今回はテーマである「Leaf Home」の文字も加える事にしました。どんなバランスで入れようかなあ、どんな字体がいいかなあ、といろいろ試行錯誤。

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    裏紙を使って、あ~でもない、こ~でもない、とひたすら試し書きです。100個以上は書いたなあ。。ある程度定まってきたら、実際の水彩紙を使って書いてみます。鉛筆は今回は6Bを使いました。画面が大きいので濃いく太めにいれたかったから。

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    マットも置いてサインの位置、サイズ感を確認し、いざ本番、エイヤッ。

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    う~~~~~ん!!!
    もう少し左の方が良かったなあ、とか、もう少し大きい方が、とか、なかなか100点満点のサインは書けないのですが、大きな失敗でない限り消して書き直しはしません。鉛筆と言えど紙が汚れますのでね、一発勝負ですよ。saccoの好みは、もっとゆるゆるのじいちゃんっぽいサインです。数をこなさないと。。
     
  3. 額装の仕方

    ここまで来たら、後はマットに作品を固定し額装完了です。ここでもワンポイント。作品をマットにテープ直接貼り付けると、経年とともにテープの成分が水彩紙に染み込み変色してしまいます。そのため、作品に直接テープを貼り付けないようにこのようにすると良いですよ。

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    まず、紙(コピー用紙などでo.k.)を短冊に切り、

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    こんな風に折りまして、

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    いらない部分をカットし、

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    作品の四隅に付けて、この上からマスキングテープでマットに貼り付けます。これなら安心ね。

さてさて、以上、ワンポイント・アドバイスでした。長くなってしまいましたが、少しでもみなさんの参考になる事があれば幸いです。

 

本日もお立ち寄りありがとうございました。

明日も在宅勤務だ~、エイエイ、オ~!

 

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