こんにちは、saccoです。
あれま、いけませんね。最近、ブログの更新してないな、と思ったら2週間もサボってしまいました。コロナをきっかけに あきらかに生活のペースがのんびりモードに。
でも、制作はボチボチ頑張っています。
本日は現在制作中の日本画のご紹介。
こちらは、以前、ブログでも記事を書いたポーランドの古城。石像のライオンが素敵だったので日本画で表現することにしました。
手法は以下と同じ、麻布に盛り上げ胡粉でテクスチャーを付けております。
先ずはベースに水肥絵具で着彩すべきところを手順を間違えて盛り上げを先にしてしまいました^_^;(何回描いとるねん、と言わないで)。
ま、そんなトラブルが故、白地の上にいきなり番手の荒い岩絵の具を置いて行く手順となってしまいました。が、まあ、偶然とは面白いものですね。これが案外良い感じになりました。
以下は部分です。
主役のライオンさん。モリモリ盛り上げた後、黒の岩絵具で着彩中。
こちらは、背後のお城の壁面の模様です。
盛り上げた胡粉のエッジに絵具が溜まっていい感じ。
もう、ほとんど図画工作のノリで制作しております。
もともと、背景はそんなに賑やかにするつもりは無かったのですが、日本画の先生のご助言でモリモリに。とりあえず入れすぎくらいに模様は入れておいた方が良い、邪魔なら後からつぶせるし、下からチラ見える盛り上げの柄が微妙な効果を発するとこがある、との事でして。
お遊び感覚満載で、いっぱいいっぱい模様を入れましたよ。
このポーランドのモシュナというお城、一件、地味目ですが良く見ると実に様々な意匠が凝らしてあり、改めて趣深いお城であることを実感しました。
さあてと、これからどのように色を入れていこうかな。
日本画の画材、岩絵の具は粒の大きさ(番手といいます)により表情が変わり、荒い番手、細かい番手を重ねつつ画面を作っていきます。粒と粒の重なり合いで、色が濁らずにそれぞれが主張し合います。そして、とても偶然性が高い画材ですので、描いていてもワクワクします。
また、制作が進んだらご報告しますね。
本日もお立ち寄りありがとうございました。