お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

花を描く

こんにちは、saccoです。

ゴールデンウィーク、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

本日はお花の水彩画を一枚。

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もう季節外れとなってしまいましたが、2週間ほど前に描いた彼岸桜です。

私が通うアートスクールでは、毎月2回、ボタニカルセミナーというのがありまして、植物の絵を描いております。

一般的にボタニカルアートというと、図鑑に載せる植物画であるため、非常に説明的で細部まで正しく情報を描ききる必要があります。時には地中の根っこまで描いたり、お花を縦に二つにぶった切った断面を描いて、その植物の成り立ちを記録します。

が、我がスクールでは2時間ほどの限られた時間での制作ということもあり、ボタニカルセミナーとはいうものの、各自、思い思いの表現方法で植物を描く練習を重ねております。

今回は、お花のボリュームも少なく時間も余ったので、白い花びらを綺麗に見せるために背景に色を入れてみました。

バックの色が強すぎたため、白い花びらの透け感が表現できず、木蓮の花びらのような質感になってしまいました。うみゅ~。

 

ま、今回の出来はともかくとして、練習をするからには目的を明確にする事が大切です。最近の私は以下のような目的意識を持って練習しております。

・花は刻々と形状を変えていくので、限られた時間でできるだけその花の特徴を捉えて描ききるようにします。省略するところは省略しても、本画を描く時に必要な情報をきちんと拾って記録する訓練をします。

・植物の持つ規則性を正しく捕らえます。例えば花びらが5枚の花を6枚に描いてはいけません。葉っぱは茎に対してらせん状に生えている植物があれば、左右対称に生えている植物もあります。自然の法則を正しく捕らえます。

・できるだけ茎を長めに描いて、植物全体のリズム感を掴むようにします。

・花の色の色素は葉っぱにも含まれることを意識します。例えば紫の花であれば葉のグリーンにも僅かに紫をかけるようにします。

 

ざっとこんなところでしょうか。

ところで、描き始めた頃は、対象を見ているようで、実はしっかり見られていないことが多いです。見られていないものは、当然に描くことはできません。先ずは見る目の訓練です。次のステップでは、目で見たとおり手を動かす訓練です。運動神経に近いものがあって、自転車に乗る練習をするようなものです。これが中々クセモノです。緩やかや円弧を描いているのに、なんでこんなに直線的になるねん!ってな感じで、自分の手とは思えないくらい脳の指令が手にうまく伝わりません。そんな時はホトホト自分が嫌になり時としてヤサグレてしまいます。が、まあ、手を付け替える訳にも行きませんので、観念して練習しましょう。

いつか、これらの訓練の成果が自分の身体に染みついて、対象を見なくてもさらさらと描けるようになりたいものです。が、ま、今世にそこまで達成するには歳を取り過ぎてしまいましたので、せめて脳の指令を無視せずに動く手くらいは手に入れたいものだと思いつつ、月に2回の鍛錬を永年続けているのでした。

 

お花は綺麗だけど難しいですね。

一緒に頑張って練習していきましょう!

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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