こんにちは、saccoです。
なんだかすっかり寒くなりましたね~、それもそのはず、もう12月。気が付けば真冬になっておりました。月日が経つのはホント早いですね。
私はというと、完全休職モードに突入して早くも2週間が経過しました。ノンビリとはしておられません。と言うことで来春公募展に向けた制作を開始いたしましたよ。
過去2回はF50号で臨んだ公募展ですが、次回はもう一回り大きいF60号に挑戦することとしました。1303×970mmです。先生に言わせればF60号は「小さい作品」だそうですが、私的には今までで最大サイズです。^_^;
そして一番の難所だったのがパネルへの和紙張りです。過去、F10号サイズくらいの和紙張りで何度も失敗しておりますので。。。四隅が突っ張ってしまうんです。
過去の公募作品は麻布を使用していたのですが、今回は苦手だった和紙を使ってみることにしました。麻布はテクスチャーは面白いものの、どうしても色が沈んでしまう、との事でしたので。麻は扱いやすいので好きだったのですが‥
で、今回は先生にお手本で張って頂く事にしちゃいました。
以下、次回からは自力で張れるように備忘録も兼ねて手順をアップしますね。
1.和紙をジャストサイズにカット
今回は高知麻紙を使いました。
ジャストサイズとはパネルのサイズ+側面の長さ です。
2.和紙の裏面を水で濡らします
紙はツルっとしている方が表で、ザラザラボコボコしている方が裏面です。
表を下にして、裏面にたっぷり水をハケで塗ります。
全面塗り残し無く、水たまりができるくらいたっぷりと(乾き厳禁)。
3.パネルに糊をつけます
紙にしっかり水が浸透するのを待っているうちに、パネルの側面に糊を塗ります。
糊はコーナンで買いました。昭和の洗濯糊?袋の隅っこを三角にカットします。
パネル側面の下側三分の二くらいの位置に均等に糊を塗っていきます。
糊がパネルの表面につくと作品を痛めるので下側につけますよ。
棒状についた糊は指で拡げたりせずにこのままでOK。
4.和紙の上にパネルを乗せて紙といっしょにひっくり返します
和紙が十分に水を吸ってクッタリしているのを確認し、和紙の上にパネルを置きます。パネルがジャストな位置におけるように、あらかじめ鉛筆で四隅の位置に記しをつけて置くと作業がしやすいです。
(画像は、写真撮り忘れたので、小さいパネルで後から撮りました。)
パネルと紙を一緒に持ち、よっこらしょ~、っとひっくり返します。
ここからは手際よく、パネルと紙の間にできた空気を手の腹をつかって抜いていきます。パネルの中央部は紙が乾くと自然に張るので、縁を念入りに空気を抜きます。
ここが作業のツボですね。自分でうまく出来るかなあ。。。
先生、作業が早い。
5.パネルの側面に和紙を貼り付けます
全体的に綺麗に空気が抜けたら、和紙をパネルに側面に貼り付けていきます。
軽く下にひっぱる感じで。
角も綺麗に折り込んで、はみ出した和紙は紙が完全に乾いてからカッターで切り落とします。
最後にパネル側面を水張りテープで補強したら完成です。
6.番外編
こちらはF20号に鳥の子を張った際の画像です。
まず最初に各辺の中央部分四箇所を固定します。
後は画像のように木片を使ってパネル側面に紙を押しつけていきます。均等に力が加わり綺麗に張れます。木片に上から下に引く要領で角が浮かないようにします。
以上、今日は大きなパネルの和紙の張り方をご紹介しました。
次回からは自力でできるようになりたいsaccoでした。。。