届きました~、ファーバーカステル 120色! 早速試してみましたよ。
こちらの記事の続きです。
色鉛筆画 ひよどり 色鉛筆のメーカーはどこがお勧め? - お絵描きeveryday
描いたのはキセキレイです。
先ずは形をとって、全体に軽く色を入れたところ。
色鉛筆はいつもの手持ちのものを使っています。
ここで、ようやく色鉛筆が届きまして、いよいよポリクロモスで色を入れていきましたよ。
おおお、感動です。なんという描きやすさ。
軽ーいタッチでエッジの効いたクリアな線がらくらく入ります。
いつもの色鉛筆ですと、しっかり線が入らず、ゴリゴリしているうちの精彩を欠いた線になってしまいました。
さらにグイグイと描き進め、こんな感じに仕上がりました。
通常、薄色の黄色などは、なかなかクリアに色が入りませんが、こんなにしっかりと鮮やかな黄色が入りました。
黒もぴたっと決まります。エッジが効いた線が描けるので、柔らかな胸の毛の細かな描き込みも思いのまま(白い毛は塗り残しで表現しています)。
あまり画材偏重主義ではありませんが、使いにくい画材を使いこなすスキルを身につけるよりも、良い画材で作品の質を上げることに神経を使った方が良いなあ、とつくづく実感しました。
色数が多いのもとても良いです。もし、このブログを見てご購入を検討される方は、120色をお勧めします。
例えばグレーの毛の色も、良く見ると少し赤みに振ったグレー、青っぽいグレーなど、いろんな色が必要になります。混色でも表現できますが、やはりジャストな色でしっかり強く描き込む方が質感が出しやすいです。
また、色の濃淡は、従来であれば線の粗密で表現していました。でも、そうするとどうしても明るい部分の線の密度が荒くなるため目地が残り、白飛びしてしまうのが悩みでした。色数があると明るい色もジャストな色の色鉛筆を使って密度を上げて色を重ねる事ができます。そのことにより、しっかりとした質感に仕上がります。
紙はキャンソンです。結構凹凸があるので、淡く描いた背景は目地の白が目立ちちょっと作品がうるさくなりました。
ネリゴムで軽~く全体を撫でまわし、色を淡く目地を目だないようにしましたが、もう少し白飛びを無くしたいですね。紙もいろいろ試してみたいと思います。
背景の入れ方は、結構、難しいですね。しっかり描くと鳥が弱くなってしまいます。しかし、鳥の明るい羽色を際立たせるためには、背景の色を暗めにする方が効果的です。
水彩絵の具を使って、色鉛筆で描く前に軽く着彩しておくのも効果的かも知れません。
また、次の作品で試した結果をご報告したいと思います。
色鉛筆に水彩を併用した作例はこちらです。
色鉛筆 水彩を併用してみました - お絵描きeveryday
因みにポリクロモスの120色は、定価で3万以上とお高いですが、ネットで探すと2万2千円前後で購入できるようです。ヤフオクの個人出品でも未使用品なら2万近くまで値が上がりますので、Amazonで15000円で見つけた時に即買いしました。
今も、15000円でありますね。一本あたり125円でこの品質ですから、気になっている方はこのタイミングをお見逃しなく。
ファーバーカステル ポリクロモス色鉛筆セット 120色 缶入 110011 [日本正規品]
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。