こんにちは、saccoです。
今日は、巣籠もり生活中に仕上げた猫の色鉛筆画をご紹介します。
過去にも2点制作をさせていただいたトップモデルのミーチャンさんです。
以下は以前描いた作品です。
今回の仕上がりはこんな感じに。
さて、ではここで問題です。
今回の作品でsaccoがもっとも苦労した所はどこでしょう。
【その1】 きりり、とした利発そうな目。
【その2】ヌメっとウェッティーな鼻。
【その3】塗り残しで表現した髭。
答えは~? はい、上記どれも該当しません!
3点とも楽しかった点ですね、手を入れるほどに質感が上がりテンションが上がります。
苦労したのは実はこんなことろです。
下の絵は、顔にある程度手が入り、さあて、ボディー、背後はどんな感じでゆるく描こうかな、と思った段階です。
あれ?この子、なんだかやたら顔でかくないです?ボディーが小さい、っていうか。
しかし、使用した写真をバッチリ測って同じサイズで描いております。な、何故だ。。。
そうか、広角レンズで被写体から近い距離で撮影した写真は、実際、目で見るよりもズームが強くなり手前の顔がやたらでかくなっている訳です。
う、、、やられた。なんで描く前に気が付かんかったんや。。。
と、しばし凹んだのですが、しかし、しかしですよ?
写真を見て違和感に気が付かなかった ⇒ 写真は違和感なし ⇒ 写真と自分の描いたみーちゃんと、どこかが違ってるはず~、って事です。
しばし悩んで気付きました。ボディーから手前にニュッと伸びる首の距離感が描けてないことが顔デカの原因だ>_<。
だから背後のボディーに顔が貼付いたように見えるのです。
じゃあ、どうすれば首のニュッ、が表現できる?
それはここです。ニャンコさんの写真ではうすら暗くてぼやっとしか見えていなかった首の立体感。こういう地味なところが実は自然な「らしさ」を演出するために重要な役割を果たしているのです。手を抜けませんな~
そんな訳で、顔さえ仕上げたら後は適当に、と思っていたにも関わらず脇役に思いの外苦労した作品でした。主役を引き立てるのに、目立たないけれど脇役の果たす役割は大きいです。最近、どんな作品を手がけても脇役の難しさに泣かされます。。
さてさて、そろそろコロナ巣籠もり生活も終わりそうですね。
直ぐに元の生活には戻れないけど、また、徐々にバタバタと時間に追われる毎日が戻ってくるのでしょう。
この突然できた有り余る時間、果たしてsaccoは有効に使えたのでしょうか。。。
う~ん、60点かな?ぼちぼち頑張ったけど、もっといろんな事ができたはず。。。
ま、いいか。
みなさんもアフターコロナを元気にスタートしましょう。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。