こんにちは、saccoです。
早くも梅雨の気配ですね。爽やかだった春もそろそろ終わりでしょうか。後は秋まで暑さとの戦い?暑いの苦手な私です。
さてさて、4月のブログでご紹介した雲を描いた水彩画、その後、少しずつ手を加えましたので、本日はその課程を公開します。皆さんの制作の参考になさって下さいね。
雲まではこちら↓
ここまで、なんとなく良い感じでスタートを切れました。
ここからは、様子を見ながら少しずつ色を加え、ペンを加え、の繰り返しです。
空の色やペンの感じを壊さないように、ゆる~く固有色(対象物そのものの色)を加えてみます。べたっと単調にならないように、筆跡を残しながらの作業です。
屋根の色や、塔の色を これも様子を見ながら少しずつ加えてみます。思い切って強い色を加えると後には戻れないのが水彩画です。この段階で強い色を入れるには、ここまで入れても大丈夫、という経験値がないと難しいかな。慣れないうちは少しずつが無難です。
更に色→ペン→色、とバランスを見ながら手を入れていきます。手前の丘の色をどうするかも悩むところです。きっちり判で押したように塗るのは簡単ですが、硬くなってしまい遊びがない絵になってしまいます。きっちり描き過ぎないように緩さを残して手を動かすように注意します。↑は、ほぼほぼ描き上がってきた段階です。
さて、ここまで来て後は仕上げですが、何か整いすぎた画面がつまらなく、「破綻」が欲しくなりました。次の作業が勇気いるんだよね^_^;。でも行きたい。
刷毛を片手に、シュパッ、シュパッ、と素振りの練習をしてから、思い切って手を入れました。
シュパパパッ!
これが決まったか、決まってないか、それはもう自分が決める事です。ヨシっと思うと絵も自然と威風堂々としてきます。自分が、どうかな~、と思っていると、絵も「どうかな~」な絵になるものです。いや、そんなもんです。最近はそれを強く意識しています。で、シュパシュパ入れると、それに合わせて屋根や塔ももっと色が欲しくなり、手を加えていると、画面が私に言ってきます、「もう、これくらいでいいよ」。
こんな感じで作品が仕上がります。この対話する感じが心地よいです。
サインを入れて完成としましょう。この作品はご依頼主様にお渡しの予定です。気に入って貰えるかなあ、ちょっとドキドキです。
今度は、もっと崩してみたい、そんなプチ挑戦モードのsaccoですwww。
さてさて、本日はペン&水彩の作品の制作過程をご紹介しました。
何か参考になることがあれば幸いです。
本日もお立ち寄りありがとうございました。