こんにちは、saccoです。
秋の良き日が続きますね。こんな心地よいシーズンは心にたっぷり栄養与えたいです。
という事で今日は奈良県立美術館で開催されている、野田弘志さんの[真理のリアリズム]展に行ってきました。
久しぶりの奈良県立美術館。大阪や京都の都会の真ん中の大規模な美術館と違い、このシッポリと自然に囲まれた佇まい、センスの良さがヨーロッパの地方の美術館に行った時のような錯覚を覚えて、ちょっとウキウキ。そして野田さんの作品、すでにカッコ良すぎる。。。
遷都くんがお迎えしてくれるのは、、、う~んコメントを控えましょう(笑)
館内はというと、行楽ベストシーズンにも関わらずガッラガラで、珠玉の作品がこのコンディションで観ることができるのも海外のようです。。造りは昭和のお役所な感じですが(^0^)
さて、リアリズム絵画というものですが。息をのむほど対象物とそっくりで、ともすると「写真みたい、すっご~いwww」となってしまうのですが(笑)、リアリズム絵画の凄みというものは、「写真みたい」だからではなく、なんというか、やはり「そこに存在するという事」を描ききる事なんだな、と強く感じさせて頂きました。
最近のsaccoはと言うと、制作を開始した日本画の作品、公募展用の大きめの作品の構成に悩んでいる最中です。主役は決まったのだけれど周りの空間の処理が決まらないものですから。空間が広いと間が持たないので、何かテクスチャーを付けるとか、残像的な描写を加えるとか、良い方法は無いものかと頭を悩ませておりました。
そんなタイミングで観た野田さんの作品。何も無い大きな空間を迷いもなくド~ンと主役の回りに配置して、その空間がまた主役の存在を引き立てる。それで良いのか、と打ちのめされた感あり。。。ま、ただ空間広くてもいいよ、という話でもなく、主役と空間の関係がビシっとあっているからなのだとは思うのですが。
洋画と日本画の違いもあると思うし、一足飛びに答えが見つかった訳では無いのですが、グダグダと先に進めなくなっていた今の頭に心に、良い刺激となりました。
奈良は平地も紅葉がぼちぼち始まり、心地よい空気に心洗われた一日でした♪
ではでは、今週も頑張って行きましょ~
本日もお立ち寄りありがとうございました。