こんにちは、本日はモンテルキに続きピエロ・デラ・フランチェスカ追っかけの旅のご紹介です。
行ったのは、モンテルキと同じく、アレッツォに滞在しつつ路線バスで気軽に行けるサンセポルクロとアンギアーリです。サンセポルクロはピエロ様がお産まれになった地です。
どちらとも、こじんまりとした街なので、一日で二つをこなしても結構の~んびりと街歩きが楽しめます。
路線バスのタイムスケジュールは以下のとおり(2014/3の情報です)。ご参考まで。
アレッツォ発8:50 → サンセポルクロ着9:50
サンセポルクロ発14:25 → アンギアーリ着14:36
アンギアーリ発 17:53 → アレッツォ着 18:41
まずはサンセポルクロ。
普通に日本で売られているガイドブックを見ても、ツアーのルートを見てもお見かけすることが先ず無いところですので、多少盛り上がりに欠ける感はありますが、こんなところまで来ちゃた感(1?)は十分に味わえます。それでもモンテルキと比べると村と町くらいの違いはあり、人々の生活感もありました。
バスを降りて街の中心の広場まで来ると、市が開催されていました。
このお店はチーズ屋さんですね。お願いすると試食なんかもさせていただけます。
お兄さん、なかなかハンサムでした。
美味い、安い、ヨーロッパ旅行で市場は外せません。
そして、市立美術館。目的のピエロの作品を鑑賞しました。
人でごった返したメジャーな美術館と違い、シ~ン、ガラ~ン。静かな時間が流れる中で作品と向かい合う時間は最高です。こちらは『慈悲の聖母』という名称の祭壇画です。綺麗な赤!
後はひたすらお絵描きショットを探して街歩きです。
路地の向こうに広がる景色。
街ゆく人々。
ときどき教会。人気(ヒトケ)無し。
朽ちかけた塀の味わい。
また教会。人気(ヒトケ)無し。シ~ン。
お腹が空いたのでランチ。
ステキな窓辺の風景。絵になるなあ。。。
のんびり街歩きお終え、バスに乗ってアンギアーリに向かいます。
車窓からの景色。広々として穏やかな景観です。
アンギアーリは特にお気に入りだったので、こちらの記事にも書いていますね。
https://www.art-sacco.com/entry/Anghiari_frame
小高い要塞の街ですので、坂道が多いです。ちょっと息が切れるけど、迷路のような道を歩くのはワクワクします。
向こう側に抜ける景色はトスカーナの詩情溢れる丘陵です。
どこを切り取っても絵になります。
ああ、たまらん。。。行きたい。。。
こうして、心ゆくまで街歩きを楽しみ、夕刻が迫り来るアンギアーリを後にしてアレッツォに戻りました。
因みにバス便はきわめて少ないですので、1本逃すと2時間後、もしくはその日の便無し、なんてことになってしまいます。景色に酔いしれつつも帰路の時間はしっかり抑えて遅れないようにしましょう。
アンギアーリはバス停が要塞の外の車道を少し歩いたところにあります。慣れない土地ではとんだ思い違いなんてこともありますので、とにかく時間には余裕を持って行動しましょうね。
本日も、最後までおつきあいありがとうございました。