こんにちは、saccoです。
今日はお雛祭りですね。いくつになっても華やいだ気分になれる特別な日です。
今年は、もう本当に何年振りかでお雛様を飾ってみました。
最初は和室に飾ってみたのですが、良く見えるところの方がいいわね、と思い直し、リビングのカップボードにセット。洋と和で合わないかと思ったのですが、意外にしっくり収まりました。
全体はこんな感じ。物を置きすぎてゴチャゴチャしておりますが。
三人官女や五人囃子は置けませんが、暮しの中で愛でることのできる場所がいいよね。
この雛人形、我が家は二人姉妹だったので小さい頃は毎年母が実家で飾ってくれました。お雛様の前で晴れ着を着て嬉しそうな顔をしている姉妹のレトロな写真を見ると、なんとも心がほっこりします。無理して買ってくれたんだろうな‥。
仕事を持って年中忙しかった母が、「出す時はいいけど、片づけるのが面倒だったのよね~」と昔を懐かしんでこぼした言葉を今でも覚えています。「貴方たちが喜ぶ顔を見るのが嬉しくてね」、いつもそんな愛情に包まれて育ちました。
それから永らくお蔵入りをしていたお雛様。次に日の目を見たのは、今から30年以上前。二人姉妹も大人になり、仕事を辞めた母は時間的に余裕ができました。ちょうどその頃、母は祖父母の家を大規模リノベーションし、テンション上げ上げでした。雪見障子から坪庭が見えるお気に入りの和室にお雛様を飾り、お友達を呼んで雛祭りの会食を楽しんでおりました。
そして、今から20年程前、私が1Kの手狭なアパートから今の住まいに転居した際に 母がこのお雛様を私の新居に持って来て、「お雛様でも飾って楽しみなさい」と、一緒に飾り付けをしてくれました。
それから20年、母亡き後、無精な私はお雛様を飾る事もなく、まさにタンスの肥やしと化しておりました。
そして、このコロナ禍巣籠もり生活で、またしてもお雛様が押し入れの奥から出てくる日が来ました(^0^)。
コロナで今までの日常が当たり前でなく、生活が大きく変ってしまった今、こうして温かい想い出に支えられていることに感謝の気持ちで一杯です。
また、暫く、お雛様を飾って楽しむことにしましょう。
そして誰に引き継ぐことになるのかな、このお雛様。。。
本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。