こんにちは、saccoです。
本日は、蒸し暑い季節がら、さらっと軽やかな、お素麺の食べ心地のような鉛筆淡彩画をご紹介します。
軽い食べ心地ゆえ胸焼けもせず、しばらくすると、またお腹が空いてくる、そんな感じの淡泊な絵画です。
先週のある日、仕事帰りにぐでっ~とスクールに行き、なんとなくテンションが上がらないなか、今日はな~に描こうかな、と考えました。
こんな日は、油絵なんか描いた日には絵のパワーに負けてしまいます。
あまり真剣に考えず、手の赴くままに鉛筆を走らせる事にしました。
描いたのは「雑草」。
上手く描こうと思わず、構図なんかどうでも良く、草むらの中のマーガレットのような花の花心から始めて、段々と周囲に手を広げていく感じて描きました。
頼む、ノってくれよ、自分。
少しずつ形になってくると、ちょっと向かう気分になってきました。
段々と描く範囲を拡げつつ、ところどころ、濃いめの鉛筆でしっかり絞め、
最後にさっと透明水彩で色をかけて終了としました。
その日の気分に合わせて、描き方や画材を選びます。
のらない時も、できるだけ手を動かすようにしています。
筋トレと同じで、サボっていると描く力が墜ちていくような気がしまして。
本当かどうかは知りませんけど。
絵画の制作って、気持ちのコントロールも結構課題だったりします。
いや、サボりんぼのsaccoに固有な課題かも知れませんが。
描き終わった後、先生との会話。
sacco「鉛筆画って、ついつい緻密に纏めすぎちゃって、絵がペタっとしたイラストみたいになっちゃうんですよね。」
先生「ドローイングの要素を取り入れるとカッコ良くなるんじゃないかな。」
なるほどね、中心は緻密に密度を上げつつ、周囲に向けてドローイングの要領で線を逃がしてあげる感じ、いいかも知れません。
こうして、一日に一つでいいから何か発見をしたいな、と思う毎日でした。
うまく、次の作品に続くといいね。
本日もお付き合いありがとうございました。