お絵描きeveryday

趣味で続けている絵画を通じて、皆さんに情報発信していきたいと思います。多くの皆さんに鑑賞していただき、ご意見頂けるよう、頑張って更新していきたいと思います。

白亜地 次の作品のための素材探し

こんにちは、saccoです。

白亜地のド派手な薔薇が一応完成しましたので、今日は次なる題材を決めるためにお花屋さんに行きまして、白い薔薇を10輪、仕入れてまいりました。

オールドローズのようなぽっこり丸い子が欲しかったのですが、もう薔薇のシーズンでもありませんし種類も限られていて、これぞ、という子に出会えませんでした。

とりあえずお家に帰って、手持ちの小物でいろいろとアレンジして写真撮影です。

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自然光で少し影を強めにすると、肉眼で観ている限りはなかなか素敵に演出できるのですが、写真にするとなんだか只のしろ、って感じで面白くありません。思ったような写真が撮れるスキルも必要だと痛感します。

 

絵画って、ある程度思ったように描けるようになってからが本当の制作だと感じますね。(saccoはまだ思ったように描くスキルを持ち合わせていませんが。。。)どのような対象を選び、どのように構図を決め、どのように演出するか、そこには人の心の琴線に触れるような繊細な空気感が欲しいです。そこのところが決まれば制作の80%くらいが完了、後はひたすら作業として描く、みたいな制作スタイルが私の理想です。

もがき苦しみながら描く課程こそ良い絵を描くにのに必要だと考える作家さんもいらっしゃいます。ここら辺のところの考え方はそれぞれですね。面白い。

 

この10月にはポーランド旅行を予定しています。

とても楽しみなのは、古城にお泊まりする事です。ご縁があってポーランドご在住の方と知り合うことができ、このお城の事を知りました。

モシュナ城、というお城です。足回りの便が悪く最寄りの鉄道駅から随分と距離があるのも、このお城がメジャーになり過ぎない理由でしょう。

とても素敵なお城なので2連泊することにしました。絵の素材になりそうな写真を一杯集めたいと思っています。今からワクワクしています。

 

さてさて、先ずはこの白い薔薇、なんとか作品に仕上げたいと思います。

 

梅雨も後半、各地で記録的な大雨となっているようですね。どうぞ皆様、気をつけてお過ごしください。

 

 

 

旅とお絵描き 準備編 現地で購入したSIMを使うために その1

こんにちは、saccoです。

「最近、ゆるめの水彩ばっかでお茶を濁して、あんまり絵かいてないんじゃないの?」

と思っているそこのあなた、そんな事はないですよ。頑張ってますよ。でも、そんなあなたの憶測は、実はちょっと当たっていたりします。最近、saccoの心の中は10月に行くポーランドの事で一杯です*^_^*。

んな訳で「旅とお絵描きsp」と題して、ポーランド旅行大特集を予定していますよ。

このブログを開設してからこちら、個展だなんだで忙しく、年一の旅行が実現できておりませんでした。

そこで、ようやく重い腰を上げ、ポーランド旅行を企画する事にいたしました。

今回は過去の追想ではなく、まさにaliveな情報提供ができるに違いない、とsacco自身とても楽しみにしております。

 

で、先ずは準備編という事で現地で使うネットワークの話です。

海外旅行といえば、現地でWifi使って情報収集、というのは、今や当たり前の時代になりました。同世代の方ならば、「便利な時代になりましたなあ~」という感慨が共有できると思いますが、ま、年寄りな話は置いておきまして。。

 

今回、現地でSIMを購入し、自分のスマホにセットして使用したいと考えています。

Wifiルータを借りて行くと荷物も増えますし、無くすと多額の請求が発生するし、なんといっても少しお高いし。かつては大手キャリアの国際ローミングなども使いましたけど、やっぱりお高いし。

という訳で、前回、ドイツに行った際はT-mobileというドイツの通信会社のSIMを現地で購入し利用しました。

いや~、荷物増えないし、安いし、これが一番です。

ただし、いいことばかりではありません。

先ずは、現地に着いた途端に通信会社のショップを探さなければならない、という問題が発生します。購入するお店は出発前に調べておくと良いでしょう。

そして、SIMをめでたくGETしても、装着すれば終わり、という訳にはいきません。利用にあたってはアクティベート、という作業が必要です。

 

さて、前回、ドイツでの振り返りです。

まず、空港では短期間用のSIMは売っていない、という情報を事前に仕入れていたsaccoは、フランクフルトに着いてホテルにチェックインするやいなや、事前に調べておいたショップにSIMを買いに行きました。

首尾良く閉店間際のショップに到着したのですが、な、なんと、購入しようと思っていたSIMは売り切れ、という事態。観光客の多いフランクフルトの土曜日、これは予想外の展開でした。

翌日は朝から移動の予定、ネットで鉄道情報、フェリー情報を調べつつ、ハイデルベルグ経由でネッカー湖畔の古城ホテルに行く予定にしていました。軽くピンチ。

夜間にホテルで入念に翌日の情報収集をしつつ、気を取り直して、翌日、ハイデルベルグでの購入を試みました。が~、日曜日でショップはお休み。日本人の感覚ですと、日曜定休日ってありえないのですが、ヨーロッパは大都市を除くと日曜は殆どのショップがお休みですので注意が必要です。頭にたたき込んでおきましょう。

結局、古城ホテルから更に鉄道で行程をすすめ、到着3日目、ミッヒェルシュタットという小さな木組みの街でようやくT-mobileのショップにたどり着き無事SIMの購入が完了しました。

これ、現地で買ったSIM。今もなんとなく記念品として自宅にあります。

↓↓↓

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アクティベートについては、自信がなかったので、事前にネットで調べた情報をもとに出発前に別のSIMフリースマホに今使ってるSIMを刺して予行練習をする入念さで臨みました。

が、が、現地でSIMの設定をするもネットに繋がらなかったのです。。。^_^;;;

まず、想定外の出来事だったのが、SIMをセットするや否やメニューが全てドイツ語になってしまったことです。英語ならまだしも、ドイツ語ではさっぱり何が何だか。。。ショップの人曰く「ここはネットワークが弱いから少し先の公園の辺りに行けば繋がるよ」というので公園でまたしても悪戦苦闘、しかし繋がらず。結局、ショップに戻って店員さんと一緒にあ~でもない、こ~でもない、とやってるうちに無事接続しました。何が悪かったのか、は、結局分からず。

以降は帰国まで、サクサク、スイスイ、快適にネットワークが使えました。

 

ま、そんなこんなで、ドイツではそれなりに苦労しました。

旅行先での貴重な時間を、ちょっとくらい安いからってそんな事に費やしたくない! と思われる方も多いでしょう。saccoもそう思います。でも、そんな事が旅の楽しみでもあるsaccoは、ポーランドでも、やっぱりやってみたいのです。

 

ところで、調べてみますと、Amazonなどで事前に日本国内で購入できる海外で使えるSIMというのが、多数販売されていますね。

いずれも現地で購入するよりは少しお高めにはなりますが、それでもルータの貸し出しやキャリア系国際ローミングよりは格段にお安く、現地での無駄な時間と苦労が発生しないメリットを考えるとお勧めな感じです。特に数カ国周遊するようなケースですと迷わずこちらでしょうね。ホント、便利な時代になったものです。

 

ではでは、次回も海外で使うSIM事情について、もう少し描き込んで、いえ、書き込んでみたいと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。

 

 

 

 

幸せな記憶 フィンランドのサボンリンナ

こんにちは、saccoです。

本日も前回同様、マイナーな観光地シリーズで行きますよ。

今日、取り上げるのはフィンランドのサボンリンナという所です。

場所はカレリア地方、ヘルシンキから鉄道とバスを乗り継いで4~5時間程かかったと記憶しています。

訪れたのは2004年7月、15年も前の事ですね。

その年は夏のオンシーズンにお休みが取れたので、北欧三国を方々巡ることにしました。私と母はクラシックコンサート、オペラ、バレー等の鑑賞が大好きなので、各地のコンサート情報を探したのですが、北欧はあまりその辺が充実しておらず、これといったイベントが探せないまま出発の日は迫っておりました。ま、無いものは仕方ないね~と諦めかけていた出発直前のある日、見つけてしまったのです。フィンランドのサボンリンナという地で夏の期間開催されるオペラ・フェスティバルがあるということを。

ええ~!? もう全体の行程も組んで飛行機から鉄道からホテルから予約は完了しています。でも、でも、行きたいよ~~~う。

という事で帰国前のヘルシンキ3日間の滞在期間中に、サボンリンナまで1泊2日、弾丸ツアーを企画しました。

慌ててサボンリンナの観光案内に電話をかけて、コンサートのチケットと宿泊をゲット。英語は全然自信ないんですけど、行きたい一心で、この時の行動の早さと要領の良さは、未だに自分でもあっぱれであったな、と自画自賛しております(^_^;)。

チケットも宿泊も残数僅か、ギリギリで手にする事ができました。

 

こうした訳で、ノルウェーだ、スウェーデンだとしこたま遊び回った旅の最後に、サボンリンナに向かったのでした。

サボンリンナは上述のとおりヘルシンキから遠く、飛行機で移動した方が効率が良かったと思うのですが、、、この片道5時間の旅がまた良かった。行けども行けども続く湿地帯、湖、森、、、ああ、これが森と湖の国と言われる所以か、と強く実感しました。ヘルシンキだけでは味わう事のできなかったフィンランドというお国の成り立ちを その魅力を味わい尽しました。それにバスでの移動は地元の人たちとふれあう事ができて、これまた楽しいんですよね~。

 

長旅の末に到着したサボンリンナは湖畔にできた保養地でした。日本で言うと芦ノ湖か、富士五湖みたいな感じかなあ。湖畔には市場やお土産物屋さんなどの屋台が立って楽しげな感じでした。

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そして、なんと言ってもオペラが開催されるオラヴィ城。

ここは、ドラゴンクエストのモデルになったお城だそうです。

湖につきだした形で建設されており、かつてはロシアとの国境地帯に築かれた要塞だったとの事ですが、今は長閑な佇まいです。

いったん宿泊先に戻り、ちょっとオシャレをして夕闇迫るオラヴィ城に向かいました。あ、違います、7月のフィンランドは夕闇迫らないんです~。サボンリンナはヘルシンキより、まだもう少し緯度も高く、夜8時の開演時間には、まだ昼間のような明るさでした。そして、お城に向かってドレスアップした紳士淑女がゾロゾロ、ゾロゾロ集まってきました。この頃、ヨーロッパの劇場は、もう既にすっかりカジュアル化しており、どこの名だたる劇場に行ってもドレス姿の人を見かける事は希になっていたのですが、サボンリンナは違いました。美しいご婦人がカクテルドレスを身に纏い、白い肌に黒いドレス、湖に古城、、、映画のワンシーンのような光景でした。アジア人を見かける事もなく、異国情緒満点、私、こんなところまで来てしまいました~、と感慨ひとしおでした。今でも夢を見ていたような不思議な気分になります。

オペラの演目はホフマン、ゆったり流れる舟歌のメロディと緩やかに黄昏れていく北のお国の風情がセットになって、今でも私の幸せな記憶です。

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こちらは、2004年サボンリンナ オペラ・フェスティバルのパンフレットの表紙です。

いや~、常日頃、断捨離に精を出しておりますが、捨てなくて良かった。

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オペラが始まり、ライトアップされたオラヴィ城はこんな感じです。

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オペラはお城の中のこんなスペースに会場をしつらえて開催されます。

 

幕間には城壁のそばにしつらえられたホアイエでシャンパンを頂きつつ、緩やかな緩やかな湖面を眺めていた時間が今でも懐かしく思い出されます。

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ゆる~い感じの宵闇がオラヴィ城を包み込みました。

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夜の10時も回った北のお国は、パステルカラーの静かなさざ波とともに少しずつ少しずつ暮れて行きます。

 

オペラがはねた頃には日付が変わる時間になっておりまして、そのまま夢心地で湖の上にかかった線路脇のちょっと恐ろしい道を歩いて宿泊先に戻りました。転落しなくて良かったこと。。。

宿泊先のバルコニーからも湖が見え、何時になっても緩~いパステルカラーのさざ波が優しくたゆたっていました。

 

さて、こんな夢のようなサボンリンナ、ちょっと調べてみたら、こちらのフェスティバルは今でもやっているようですね。

いつかまた再訪したいな、でも、とっても遠くて、もう行く事もないのかな。

遠い過去の記憶にとどめておくのも、またステキですね。

 

本日は、saccoの旅話にお付き合いいただきありがとうございました。

あ~、どこかに行きたくなって来た。。。

 

 

幸せな記憶 プロヴァンスのセニョン村

こんにちは、saccoです。

ゴールデンウィークは実家に帰ってのんびりと過しました。

実家の押し入れの中をごそごそしていると、昔の旅の写真が山のように出てきました。絵画の素材として使えそうな写真は無いかな~、と、むさぼるように見入ってしまいました。もうかれこれ30年以上続けてきた旅の思い出は、今や私の大切な宝物です。

どこが良かったかと聞かれても、どこもここも良かったのですが、しいて言うならばあまり観光地としてはメジャーではなく、知る人ぞ知る、みたいなところに行った時の思い出はいいですね。ほっこりします。

そんな中でも最も印象的だった所の一つがプロヴァンスのセニョン(SAIGNON)村です。

旅をしたのは1997年、なんと22年も前のこと。当時、ピーター・メイルの南仏プロバンスの本がヒットし、日本でもプロヴァンスがメジャーになった頃と記憶しています。

セニョンを知ったきっかけはフィガロ・ジャポンに掲載されたプロヴァンスの特集記事でした。セニョン村はガイドブックにも殆ど掲載される事の無い小さな小さな村ですが、村唯一の宿泊施設であるプレスビテールという名のオーベルジュを取り上げた記事がなんとも魅力的で、それが目的でプロヴァンスに行くことを決めました。

インターネットでホテル予約、なんて時代ではありませんでしたので、フランス在住の知人に電話で予約を取って貰った事を覚えています。

南仏のエクス・アン・プロヴァンスからバスに乗ってリュベロン地方のアプトまで行き、そこから4Kmほど離れたセニョン村へはタクシーで向かいました。

長閑なラベンダー畑を車窓から眺めながら到着したセニョンは、もう、本当に小さな小さな石造りの村で、人影も殆どなく、自然の音だけが聞こえる静かな静かな村でした。楽園、というような晴れがましさではなく、遠い夢の記憶の風景、という表現の方がしっくりきます。

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そしてオーベルジュ・プレスビテールは、期待を裏切る事なく、というか期待以上のそのノスタルジックなしつらえ、ホスピタリティーの高さで迎えてくれました。

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  オーベルジュの前の小さな噴水

 

宿に着き早速チェックイン。迷路のような階段をギシギシ言わせて登り、大きくて重たい扉を空けたところにある古い柱が印象的なお部屋に案内されました。

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 扉の向こうはこんなお部屋♡

 

まだ時間が早かったので村を一歩きし、お部屋に戻って一風呂浴びて、それでもまだ日が高かったので、夕刻までこれといった名所・旧跡は無い村をぶ~らぶら散歩して過しました。頬を渡る優しい風の感触を今でも覚えています。

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 教会、だったかな?

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 村の子供達

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 夕暮れ時のセニョン

 

夜には、他にお客様もなく貸し切り状態のホテルのレストランでお食事をいただきました。この時のメニューの一つ、オレンジで味付けをしたホタテのソテーが凄く美味しかったと、うちの母はず~っと折りに触れては思い出話をしたものです。今頃、天国でも言っているに違いありません。

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 レストランでちょっとポーズ

 

慌ただしく駆け巡る旅の途中で立ち寄った、な~んにもないセニョンでのんびり過した記憶は、今でもふっと思い出され、私をその時の幸せな気分に引き込んでくれます。

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 シトロエンの2CVがセニョン村にはなんとも良く似合います

 

さて、そんなセニョン村、20数年ぶりにスケッチブックを持って再訪してみようかしらん、と調べてみたのですが、なんとプレスビテールは既に閉館しておりました。

軽いショックとともに あの幸せな時間を記憶の中に封じ込める事ができた事への安堵感を覚えました。遠い昔の幸せな時間、もう決して戻れないという切なさと共に、そっと置いておくのも良いものですね。メジャーになってピカピカに改装したプレスビテールなんか見たくありませんもの。

 

本日はsaccoの懐かし旅話でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

さて、とゴールデンウイークも終わり、また明日から平常の生活に戻ります。

戻れる日常があることに感謝しつつ、明日からも頑張って行きましょう!

 

 

イタリア サンセポルクロとアンギアーリ ぶらり街歩き

こんにちは、本日はモンテルキに続きピエロ・デラ・フランチェスカ追っかけの旅のご紹介です。

行ったのは、モンテルキと同じく、アレッツォに滞在しつつ路線バスで気軽に行けるサンセポルクロとアンギアーリです。サンセポルクロはピエロ様がお産まれになった地です。

どちらとも、こじんまりとした街なので、一日で二つをこなしても結構の~んびりと街歩きが楽しめます。

 

路線バスのタイムスケジュールは以下のとおり(2014/3の情報です)。ご参考まで。

 

アレッツォ発8:50 → サンセポルクロ着9:50

サンセポルクロ発14:25 → アンギアーリ着14:36

アンギアーリ発 17:53 → アレッツォ着 18:41

 

まずはサンセポルクロ。

 普通に日本で売られているガイドブックを見ても、ツアーのルートを見てもお見かけすることが先ず無いところですので、多少盛り上がりに欠ける感はありますが、こんなところまで来ちゃた感(1?)は十分に味わえます。それでもモンテルキと比べると村と町くらいの違いはあり、人々の生活感もありました。

バスを降りて街の中心の広場まで来ると、市が開催されていました。

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このお店はチーズ屋さんですね。お願いすると試食なんかもさせていただけます。

お兄さん、なかなかハンサムでした。

美味い、安い、ヨーロッパ旅行で市場は外せません。

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そして、市立美術館。目的のピエロの作品を鑑賞しました。

人でごった返したメジャーな美術館と違い、シ~ン、ガラ~ン。静かな時間が流れる中で作品と向かい合う時間は最高です。こちらは『慈悲の聖母』という名称の祭壇画です。綺麗な赤!

後はひたすらお絵描きショットを探して街歩きです。

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路地の向こうに広がる景色。

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街ゆく人々。

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ときどき教会。人気(ヒトケ)無し。

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朽ちかけた塀の味わい。

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また教会。人気(ヒトケ)無し。シ~ン。

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お腹が空いたのでランチ。

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ステキな窓辺の風景。絵になるなあ。。。

のんびり街歩きお終え、バスに乗ってアンギアーリに向かいます。

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車窓からの景色。広々として穏やかな景観です。

アンギアーリは特にお気に入りだったので、こちらの記事にも書いていますね。

 https://www.art-sacco.com/entry/Anghiari_frame

 

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小高い要塞の街ですので、坂道が多いです。ちょっと息が切れるけど、迷路のような道を歩くのはワクワクします。

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向こう側に抜ける景色はトスカーナの詩情溢れる丘陵です。

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どこを切り取っても絵になります。

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ああ、たまらん。。。行きたい。。。

こうして、心ゆくまで街歩きを楽しみ、夕刻が迫り来るアンギアーリを後にしてアレッツォに戻りました。

 

因みにバス便はきわめて少ないですので、1本逃すと2時間後、もしくはその日の便無し、なんてことになってしまいます。景色に酔いしれつつも帰路の時間はしっかり抑えて遅れないようにしましょう。

アンギアーリはバス停が要塞の外の車道を少し歩いたところにあります。慣れない土地ではとんだ思い違いなんてこともありますので、とにかく時間には余裕を持って行動しましょうね。

 

本日も、最後までおつきあいありがとうございました。

イタリア コルトーナ フラ・アンジェリコ『受胎告知』に出会った日

本日は前回のモンテルキに継ぐトスカーナの旅特集第二弾、コルトーナです。

この日(今から5年前の2014年3月)私は、恐らく本イタリア旅行中、最も美しい景色が期待できるコルトーナに 買ったばかりのデジタル一眼レフを誇らしげに首から提げて意気揚々と向かいました。

一番の目的は、フラ・アンジェリコの『受胎告知』に逢いに行く事でした。

そう、アンジェリコの『受胎告知』と言えば、なんと言ってもフィレンツェのサン・マルコ寺院にある作品が有名です。

しかし、ここコルトーナにはアンジェリコ初期作品の『受胎告知』があるというのです。行かねば。。。

コルトーナはアレッツォからバスで1時間程、美しいトスカーナの景色を愛でながら行く事ができます。バスは本数が少ないので、事前に時刻表をしっかり確認しておきましょう。因みに以下は当時の私の利用したバスです。ご参考まで。

 アレッツォ発 8:05 → コルトーナ着 9:10

 コルトーナ発 15:15 → アレッツォ着 16:20

上記のスケジュールですと、現地に6時間。小さな街コルトーナを十分に味わい尽すことができました。

 

先ず目指したのは『受胎告知』のある教区博物館。大きくはない博物館ではありましたが、作品は充実しており、古めかしい建物もまた魅力的でしたよ。

そして『受胎告知』。サン・マルコ寺院のそれと比べると金箔を多用しておりぐんと華やかな印象です。マリアと天使の初々しい輝きに目を奪われました。

また、教区博物館はシニョレッリの作品も充実しています。

古典絵画が好きな人も、そうでない人も、この博物館の空気に包まれると古い時代にトリップしたような不思議な気分に浸れますよ。

 

さて、このコルトーナ、絵画の鑑賞も素晴らしいのですが絵になる景色も多く充実しておりました。写真撮影しよう!と思いきや、な、なんとカメラにバッテリーを入れてくるのを忘れていました。。。ナンテコッタ

という事で手元に残っているのはスマホで撮ったこの1枚のみ。

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この景色は聖マルゲリータの墓所に向かう坂道です。

結構ハードでしたが、この美しいトスカーナの景観を愛でながらの~んびり歩きましたよ。あまりの絶景に疲れも吹き飛びます。

 

アレッツォ近郊の街、コルトーナ。アレッツォ滞在中に時間があるなら一押しです。

また、また必ずや再訪したいステキな街です。

 

本日もお付き合いありがとうございました。

イタリア モンテルキを歩いた日 『出産の聖母』

こんにちは、saccoです。本日は、前記事に引き続き旅情報です。

観に行ったのはピエロ・デッラ・フランチェスカの『出産の聖母』という作品です。

 

私の作品紹介では、時々、混合技法やテンペラ画、などというワードが出てきますが、これは古典的な技法であります。もともとフレスコなどの古典技法を取り入れた有本利夫さんの作品が好きで、有本さんの芸大の卒業制作『私にとってのピエロ・デッラ・フランチェスカ』という作品を通じ、ピエロを知りました。

ピエロはイタリアのトスカーナにあるアレッツォの近郊、サンセポルクロの出身であり、アレッツォ界隈には、ピエロの作品を鑑賞できる美術館が点在しています。

ピエロの作品に逢いに行こうとアレッツォに訪れたのは、もう5年も前の事です。

 

ピエロ作品の中の一つ、『出産の聖母』という作品はアレッツォからほど遠からぬモンテルキという小さな街(コムーネというらしい)の美術館に展示されています。

行きたい、でも、どうしたら行けるのか。。。ガイドブックを見ても殆ど情報が無い小さな小さな美術館、その名も『マドンナ デル パルト美術館』。そそられる。。。なんとか現地で情報を仕入れ、アレッツォ駅前から路線バスに乗って行ける事が判明しました。しかも、バスの本数は僅少。この不便さがまた、たまらないのでした。

利用したバスの時間は以下のとおり。

アレッツォ 10:45 → モンテルキ 11:27

モンテルキ 14:10 → アレッツォ 14:50

上記は2014年の情報ですから、現在は時間も変わっていると思いますが、一日に数える程しかないバス便は今も変わっていないのではないかと思います(行かれる方は現地で調べてね)。

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さて、5年前の3月、良く晴れた早春の良き日、モンテルキを目指しました。

アレッツォからバスに乗りやっとモンテルキのバス停に着いたものの、降りる乗客もなく、降りても人気(ひとけ)なく、美術館へのガイドも無く、、、なんとも心許ない思いをしつつ、こっちかな~と思いながら、こんな景色を愛でつつ独り美術館に向かいました。

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あったあった、ようやく美術館に到着。

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始めて観光客らしき人影を見かけました。

美術館の中も殆ど人気(ひとけ)はなく、上品で人の良さそうなお兄さんがステキな笑顔でお迎えしてくれました。

そして出会った『出産の聖母』。

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作品保護のため暗室の中で、何百年の月日を超えて、そこに静かに佇んでいました。なんという静謐な空間。言葉はありません。おそらく口は半開きになって、惚けたように作品に見入ってました。

そこに流れるサラサラ、サラサラとした時間は、私の下手な文章で表現できるようなものではなく、、、どうか、興味を持たれた方は現地に出かけて味わって来てください。

美術館には聖母の作品以外に、作品に使われている画材や制作方法などの展示物もあり興味深かったです。

 

さて、鑑賞を終えた後は美術館のお隣のレストランのテラスで、幸せなランチを頂き、

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ちょっといい気分になって、もう一つ、小さな博物館に行き、バスに乗ってご機嫌でアレッツォに帰って来ました。

 

ブログにこの記事を書こうと思い、久しぶりに画像を探し、文章を綴るうちに当時の幸せな気分で一杯になりました。

永年生きてくると、こうした幸せな記憶が、気がつくと心の中に静かに積もっていて、そんな記憶が私の宝物だなあ、としみじみと感じるのでありました。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

エストニア タリン 番外編

こんにちは、saccoです。

前記事に続きましてタリン、今日は番外編ということで、旅行関連のお勧め情報です。

タリンでは3泊しましたが、遠出はせずにのんびりブラブラ街歩きを楽しみました。

聖ニコラス教会

タリンといえば、なんといってもここでしょうか。

(写真へたくそですみません。)

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中でもインパクトが強いのがこの「死のダンス」。なんとも怪しい気分になれます。ともあれ現地でご確認ください(笑)。

宿泊

タリンでは、「旅の家(tabinoya)、という名のホステルを利用しました。そもそもホステルという選択は、学生旅行の時以来だったのですが、日本人のオーナーが経営する宿、というのに惹かれるものがあり、個室が予約できたので利用してみました。

お部屋はこんな感じ。

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シンプル、というか質素な感じのお部屋ではありましたが、特に不自由はなく快適に過せました。なんというか、素顔のエストニアを感じる事ができるようで良かったと思います。日本人オーナーの余田さんは、思ってた以上にお若い方でした。観光情報やお勧めのレストランなどを親切に教えていただけました。

エストニアという国は、まだつい最近まで料理を楽しむなんて余裕はなかったのですよ、と静かに語られる口調から、ようやく自由を勝ち得たバルトの国の歩んだ歴史をしみじみと感じましたよ。そんな旅が好きです。

レストラン

そんな余田さん一押しのレストラン、Rataskaevu 16は旅の家のすぐ近くにあります。とても人気の店のようで、初日、開店すぐに飛び込んだ時は、かろうじて一人席に通していただけましたが、翌日、翌々日はいずれも満席、早めの予約が必須のようです。

お料理はこんな感じ。

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なるほど人気のお店だけあって、とても満足のいく内容でした。

お店はこちら。

Rataskaevu 16

是非是非、お試し下さい。

 

クム美術館

市街地から少し離れたカドリオルク公園にあるクム美術館に足を延ばしました。電車の終点カドリオルクで下車し、公園を突っ切った先にありませす。作品は、ま、それなりですが、広々とした公園と美術館はのんびり過すのに心地よかったです。

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こちらは胸像が一杯展示されたお部屋。なんか不思議な感じ。

公園の北側には海があり、向こう岸はフィンランドです。フェリーが行き交ってました。の~んびり。

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旧市街

旧市街の中は、どこも絵になる風景、お伽の国のような街並みです。

カタリーナの通路は期待していたとおりステキな景観でしたが、どうもお絵描きに適したショットは撮れませんでした。残念。

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ステキな版画のギャラリーがありました。

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こんなところにもギャラリーが。

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タリンのカモメは人なつっこいです。

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エストニア劇場

ここ、エストニアでももちろん劇場は外せません。

滞在中、三日連続で通ったのですが、一番の目玉のバレエは何ヶ月も前からチケット完売でした。ダメ元で当日、劇場のチケットオフィスに行ってみたところ僅かに席があり、ラッキーにも鑑賞することができましたよ。

当日、劇場の中に入って完売の理由が分かりました。この日は学童達が席を埋め尽くしていました。そういう事か。

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大賑わいの天使達でしたが、舞台が始まるととてもお行儀が良く関心しましたよ。

チケットはこちらから。

Rahvusooper Estonia | Piletimaailm Online

 

ショッピング

こちらはテリスキヴィという古い倉庫を改造したショップのあるエリアです。おしゃれな雑貨が一杯でした。旧市街の城壁の外、タリン駅の近くにあります。

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こちらはロッテルマン地区。同じくオシャレなエリアです。

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さてさて、本日はまたまたお絵描きから脱線して旅行情報となってしまいました。

行ってみたいな~、という方の参考になれば幸いです。

ラトヴィア、リトアニアの記事も参考にしてくださいね。




 

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

エストニア タリン お絵描き散歩

こんにちは、saccoです。

初春を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、三が日、のんびり過しました。

そろそろ今年の活動を始動しなくては。。。

本日のお題は旧年ネタではありますが、バルト三国の一つ、エストニアの風景をペン画淡彩に起こした事例のご紹介です。

 

三枚の作品をご紹介しますが、三枚三様の表現となっています。

意図して三様にした訳ではありませんが、それぞれの風景にあった表現を模索すると、結果的に違った表現になりました。

まずはこちら。

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右手の横幅の広い建物、ふとっちょマルゲリータという俗称のようです。レンガの風合いと赤い屋根のコントラストが美しいと思い着手しました。また、左手の梢のシルエットもちょっとメルヘンチックで絵になりそうです。

できあがった作品はこちら。

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ペンで描き進むうちに、鮮やかな色彩はないほうが魅力的かも、と思いペイズグレーの彩色だけで完成としました。

改めて見てみると、やっぱり写真の色彩も魅力的ですね。もう一枚、描いてみたくなりました。

 

次の作品はこちら。

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タリンは、旧市街を取り囲むこの要塞がシンボリックな街です。

お伽の国の景色のような可愛らしさが魅力ですが、saccoはこの、ちょっとオドロオドロしく見える景観に魅力を感じました。ここら辺りが個性でしょうか。

透明水彩の美しさを引き出すために滲みを生かし、こんな作品となりました。

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この作品は、かなり自分の感性に近い仕上がりとなったため、8月の個展ではDMにも採用して、個展の代表作品の位置づけとしましたよ。

紙はアルシュを使っています。水を十分に含ませて、美しい滲みを作りたかったのですが、実はなかなか一発で思ったような滲みが作れず、何度も筆を入れました。紙の特性、水の量、絵の具の濃さなど、経験を積まないと思った様には行きませんね。

 

最後はこちら。

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こちらは写真を選んだ時点で、絵本のようなカワイイ作品にしたいと思い制作しました。ですので、赤い屋根、青い空などの固有色もしっかり入れる事に。

仕上がりはこちら。

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調子を見ながら、周囲は白く塗り残した状態で手を止めました。ペンは強くなりすぎないようにグレーを使っています。

 

どの絵も絶対的な方法論があるわけではなく、画面と対話しながら、様子を見ながら、描き進めて行きました。数をこなす中で自分らしさが定着してくるといいなあ、と思います。

 

本日取り上げたタリンは、フィンランドのヘルシンキからフェリーに乗って2時間以内くらいで到着します。ヘルシンキは日本からとても行きやすく(直行便がありフライト時間も短いです)、バルト三国の中ではもっともアクセスが便利です。ヘルシンキから日帰りで足を延ばす事もできますよ。景観はとても可愛らしく、絵になる景色が一杯、スケッチ旅行にはもってこいですね。

 

以上、本日はエストニアはタリンのお絵描き散歩でした。

ヨーロッパの景観はとても絵になるのですが、いざ描こうと思うと、どのように景色を切り取ったらいいのか、案外と悩ましいところです。saccoもまだまだ模索中ですが、具体的な作品の事例を見て参考にしていただければ幸いです。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お買い物情報 シュミンケのムッシーニ(油絵の具)を買いに行こう!

こんにちは、saccoです。

今日は長居のリトルギャラリーさんでの個展最終日でした。

saccoが通う大阪梅田のアートスクールのhpを見て駆けつけてくださったという方と素敵なお出逢い、今日も楽しい時間を過させていただきましたよ。

長いようであっという間だった一ヶ月、ギャラリーのご主人、奥様ともすっかりお馴染みになり、無事に終わった安堵感とともに寂しさいっぱいの最終日でした。

 

さて、本日のお題は油絵の具のMUSSINI(ムッシーニ)です。

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こちらは、今回の個展で出展させていただいた混合技法の作品です。

混合技法とはなんぞや! と思われる方が多いのではと思いますが、混合技法とは油絵の具と水溶性のテンペラ絵の具を重ね合わせて制作する技法です。

白のテンペラ絵の具で描画した上から、油絵の具をセロファンを重ねるように薄く塗り込んで行きます。

混合技法については、一言では語り尽くせないので(笑)、別途、記事を書きたいと思いますが、なんと言っても魅力はその絵肌にあります。

画像からは分かりにくいかと思いますが、テンペラと油絵の具を何度も重ねる事で特有の透明感とムッチリ入った絵の具の質感が美しいです。

そして、その混合技法ととっても相性のいい絵の具が、Schmincke(シュミンケ)のMUSSINI(ムッシーニ)です。伸びの良い樹脂絵具で、透明度が高く発色が素晴らしいのがMUSSINIの特徴です。日本では、Schminckeと言えば、透明水彩のホラダムの方が有名かも知れませんね。

正直言うと、今はまだ絵の具の実力を十分に引き出せていないのではありますが、上質なお道具を使うのも趣味を極める楽しみの一つではあります。ハイ。

 

さて、そのMUSSINI、品揃えの良い画材屋さんであれば普通に手に入ります。ええ、ちょっと、いえだいぶお高くはあります。でも大丈夫、薄~くグレーズしていくので、米粒3つぶくらいの量でかなり楽しめます。

が、本日、一番お伝えしたいのは、MUSSINI買いにウィーンに行こう! です。

でた~、また旅行ネタです。

 

Schminckeはドイツのメーカーですので、ドイツの画材屋、Boesnerに行きましたよ。

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こちらはウィーンにある店舗です。ちと古いですが、5年ほど前に行った時に撮ったものです。

Boesnerのhpはこちら。

https://www.boesner.at/

店舗の中は、とても広くて倉庫のような感じです。

ショップの店員さんはフレンドリーな感じでした。

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だいぶ使用感ありますが、その時購入したMUSSINIです。

通常、日本で売っているのは15mlですが、ドイツでは35mlの大きなチューブでした。

それで日本で購入する15mlとほぼ同じ価格でしたから、半額以下ですね。

今(2018年現在)の為替だと、半額くらいかな。

Boesnerには、いろんなメーカーの画材が充実していますので、ゆっくりじっくりお買い物が楽しめます。時間に余裕を持って行きましょう。

ウィーンのBoesnerでは、免税手続きもできました。最低購入価格がありますのでショップで確認してください。

場所は地下鉄U3線 Simmering駅のすぐ近くです。駅界隈を歩いている人に聞けば、ほぼほぼ迷わず到着することができます。

 

ところで要注意事項が一点。ヨーロッパでは日本の様にご丁寧な包装はしてくれません。たくさんMUSSINIを購入しましたが、裸のまんま、簡単なビニール袋にぽいっと入れるだけです。スーツケースに入れて持ち帰る場合は、しっかりとした箱などに入れる事をお勧めします。絵の具がブチューとはみ出したら大惨事になりますからね。

機内に手荷物で持ち込む際は液体等と同等の扱いになります。容量規制がありますので搭乗前に確認しておきましょう。没収されたら目も当てられませんからね。

 

因みにBoesnerはドイツ語圏のみでなく、ヨーロッパに多くの店舗があるようです。ドイツではデュッセルドルフやミュンヘン、フランスならパリにもありますが、どこも、ちょっと郊外ですね。絵描きの旅行の楽しみの一つとして、ヨーロッパ旅行に行った際に足を延ばして見られてはいかがでしょう。

 

以上、本日は油絵の具MUSSINIのお買い物情報でした。

本日も最後までお付き合いありがとうございました。

 

リトアニア ヴィルニュス 番外編

こんにちは、saccoです。

大阪長居のリトルギャラリーさんで開催中の個展、本日もたくさんの皆さんにご来場いただきました。大掃除や年賀状で忙しいシーズンにも関わらずお時間作って駆けつけて下さり、感謝感激です。

さて、本日のお題はヴィルニュスの番外編ということで、旅のお役立ち情報です。

リトアニアはバルト三国の中の一番南、三国の中では最も素朴で物価も安い、との事で期待モリモリです。どの国もそれぞれの良さがあり、順位付けは難しいのですが、旅人にとって一番居心地が良いのは、やはりリトアニアかな、と個人的には感じております。

 

宿泊

先ずは宿泊情報です。あまりに居心地が良かったので、う~ん、内緒にしておきたい。。人気が出すぎて、次に行く時予約が取れなくなったら嫌だし~。でも、でも、公開してしまいましょう(と言うか、既に十分人気のお宿のようですが)。

その名は、「スカポ アパートメンツ」です。

とっても評判が良かったので5泊もしてしまいました。

まずお部屋、

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どーですか?素敵でしょう???昔ながら古~いの建物改造したものとのことで、いい味を出しています。古いとはいうものの設備は新しく機能的でした。

画像は定員2名のお部屋です。

右手前に見えているのは、カフェテーブルです。

窓辺の景色はこれ、

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毎朝、こんな景色の見える窓辺で目覚めます。ステキ。。。

そして、アパートメントの最大の魅力は、まず、お部屋にキッチンが付いていること。

食器類も揃っていて、冷蔵庫も大きめ、電子レンジなんかもありバッチリ自炊ができます。こういうお宿が取れた時は、食材買い込んでお家ご飯と決めてきます。

そして、バスルームには小さなドラム式の洗濯機があります。旅行中だというのに毎日ボトムスなんかも洗濯できちゃって、パジャマなんかも洗濯してしまいまして、ついでにジャケットも洗ったりしまして、う~ん、気持ちいいww。毎日スッキリ。

場所はヴィルニュス大学のすぐ北側のスカポ通りにあります。小さな通りですのでとても静かに過ごせます。ですが旧市街のど真ん中。ちょっと歩き疲れたらお部屋に帰ってコーヒーでも飲みながら、の~んびり休憩ができるのも大きな魅力です。

ちなみにこちら、5泊で233.75ユーロ。お値段も超ステキ。

ホテルのオーナーの奥様もとても気さくな人で、お勧めのレストラン情報などを教えてくださいました。

ハレス市場

自炊派には外せないのが市場です。ヴィルニュスの観光名所(!?)でもある市場、滞在中、通いましたよ(笑)。

旅行中はどうしてもお野菜不足になるので、キューリやキャベツ、トマトなどのピクルスを一杯買って毎日モリモリ食べました。

ヨーグルトも美味しかったですね。階段を登って時代を感じさせる古めかしい市場の建物に入ってすぐ、左手にあったヨーグルトの専門店で購入しましたよ(2017春情報)。いろんな種類のヨーグルトがあり、私はプレーンとラズベリー味のヨーグルトを購入。good!

建物一番奥にあったベーカリーのパンも美味しかったです。ドライフルーツが入っているのが特に美味しかったです。

そうそう、窓辺に飾るお花も購入しましたよ。

滞在型、キッチンのあるお宿ならの楽しみですね。その他、スーパーマーケットでその土地ならではのお総菜も購入して食生活は充実していましたよ~。

レストラン

お宿で教えていただいたレストランにも行きました。行ったのはガビ。お宿から歩いてすぐのところにあります。なかなか雰囲気のあるお店でしたが、一人でも気軽に入れてお姉さんも優しく迎えて下さいました。なかなか良かったので二回も行きましたよ。昼間に行った時は、とてもお天気が良かったので外のテラスでいただきました。

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こちらは、リトアニアの伝統料理、ツェペリナイです。ジャガイモのお団子ですね。モチモチしていて美味しかったです。お腹いっぱいになり過ぎて一品しか食べられ無かったのが残念です。一人旅は仕方が無いね。

お買い物

旅先ではあまり物を買わないようにしているのですが、ここリトアニアは革製品が特産品という事で、鞄屋さんのスィレナに行きました。上質な革をシンプルな鞄に仕立ててあり、物欲がモリモリ盛り上がってしまいました。ショップのお姉さんもいい感じ。衝動買いはいけませんよ~と自分に言い聞かせ、しばらく心の中で暖めた結果、滞在最終日に買いに行きました。ところが~、何故か定休日ではないのに、お姉さん外出中でお店は閉まっておりまして、しばら~く前の公園で待ち伏せしていたのですが、後に控えていたコンサートの時間が迫り、泣く泣く退散。思い立ったら即決、も必要かも。いいんです、また行きますから!

国立オペラと国立フィルハーモニー

そして、やっぱりここでもオペラ、コンサートです。ラトヴィア同様にチケット取りやすく、お安く、徒歩で行ける~。

こちらが国立フィルハモニー

http://www.nationalphilharmonic.eu/

こちらが国立オペラ

Lithuanian National Opera and Ballet Theatre | Vilnius Tourist Information Centre

画像は国立オペラの方です。ソビエト時代を彷彿とさせるようなホアイエでした。

 

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この日の演目は、オペラ ドン・カルロでした。その他、バレエの白鳥湖も観ました。

ご参考までにオペラ13ユーロ、白鳥湖17ユーロ。ね、行くでしょ?

 

以上、本日はリトアニアの首都、ヴィルニュスの超お勧め情報でした。

旅も回数を重ねると、こんな住まう感覚でのんびり過す旅がお気に入りになりました。

 

エストニア、ラトヴィアの旅情報も書いています。ご参考になさってくださいね。




最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

リトアニア ヴィルニュス お絵描き散歩(その2)

こんにちは、saccoです。

今日も長居のギャラリーに行って来ました。遠路はるばる東京から友達が、そして更に、20うん年前に逢って以来、という新入社員時代のお友達とも再会。いずれもfacebookで繋がった事がきっかけで。SNSと個展の相乗効果で叶った出逢い、なんとも感動的な時間を過ごすことができましたよ。

さて、本日のお題は前回に引き続きヴィルニュスお絵描き散歩です。

まずはヴィルニュスの旧市街で最も高いと言われる聖ヨハネ教会の鐘楼からの景色をご紹介。聖ヨハネ教会はヴィルニュス大学の敷地から入る事ができます。大学と共通券になっています。エレベータで楽々アップ。ともあれ、高いところに登ると街全体が把握できていいですね。景色も素敵。

う~ん、いいお天気、絶景、絶景!

が、しかし、眺めは良くてもお絵描き、となると、なかなかどこをどんな風にトリミングするかは難しいものです。

こーんな景色。

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高いところから観ると、森林に囲まれた美しい街ですね。教会が方々にあります。

う~ん、綺麗だけどなんか纏まりが無いなあ。。。

こーんな景色も。

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横長の構図、いいかも。。。

上の写真の色彩を画像編集アプリでちょっと加工してみました。

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うわっ、しぶ~~~い。sacco好みです。とう事でこちらの景色をグレートーンで描画してみました。

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制作当初は、この上から淡ーく彩色して、無彩色と彩色の狭間の微妙な美しさを追っかける予定でした。が、ここまで来たら、絵画の方から、もうこれくらいでいいんじゃない、って言ってきまして、こちらの絵画はシンプルにこの辺で筆を置きました。(正直言うと、別の紙で彩色してみたところイメージ通りにいかなかったので、ここで止めることにしました。)

ちょっと専門的な話になりますが、紙は版画用のベラン・アルシュです。色はクリームです。水彩画にベラン・アルシュを使うというのは珍しい選択かと思いますが、たまたま版画用に手持ちがあったので使ってみました。コットンパルプ(100%)です。版画用ですので紙が柔らかくサイジングが甘い感じで、絵の具がふわっと入ります。淡い感じの作品に版画紙を使うのは結構好きで、ハーネミューレもこれに近い感じですね。

絵の具はシュミンケ ホラダムのペインズグレーを使っています。ペインズグレーはそのまま使わず、僅かに緑や紫系の色で色味を振るのがお気に入りです。

 

鐘楼からの景色は、こちらも作品にしましたよ。

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こちらは、しぶかっこいい路線ではなく、童話の世界のようなイメージで描きました。

スクウェアがかわいいね。

作品はこちら。ペン画に淡く透明水彩で彩色しています。

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気をつけたのは堅くならないこと。ですので、できるだけペンのラインに沿ってピッチリ彩色しないように、わざと少し隙間を空けたり、角を丸く彩色したり。

ペンは強くなりすぎないようにグレーを使いました。少し赤味に振ったワームグレーです。手前の広場にはアリンコのような人物も配しましたよ。左奥の方には聖アンナ教会の美しい鐘楼が見えます。かわいい。。。。

 

さて、魅力的なお絵描きショット満載のヴィルニュス、その他の景色もご紹介。

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こんな美しい川が旧市街の中を流れています。ウジュピスをぐるっと囲むように流れているヴィリニャ川です。ああ、美しすぎる。。。

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こちらもウジュピス。なんだかのいい感じの建物です。

 さてさて、本日はお絵描きショット満載のヴィルニュスのご紹介でした。

綺麗な街並みを観ても、どこをどのように切り取って作品にするかは結構悩むところです。皆さんの街並みスケッチの参考になれば幸いです。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

リトアニア ヴィルニュス お絵描き散歩(その1)

こんにちは、saccoです。

今日は休日ですので、長居の画廊喫茶リトルギャラリーさんで開催中の個展に行ってきました。

個展のご案内はこちら↓

12月に個展開催します - お絵描きeveryday

師走の忙しい時期にも関わらず多くのお客様にご来場いただきました。

どうもありがとうございました。

 

さて、本題に入りまして、本日のお題は昨年(2017年)春に行ったバルト三国の中の一つ、リトアニアの首都ヴィルニュスのお絵描きリポートです。

リトアニアバルト三国の一番南、ベラルーシの北側に位置する国です。三国の中で最も素朴な景観が残っているとの事で期待も高まり、ゆっくり5泊して味わって来ました。

ヴィルニュスの旧市街は観光地としてこじんまりと綺麗に整備されています。が、メインのエリアをちょっと外れると、そこにはどこか共産国時代の名残を残したような古めかしい建造物があります。

メジャーな観光資源であるゲディミダス城など、それはそれで見応えはありますが、いかにも観光地、という感じがどうも。。。

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お絵描きスポットとしては、歴史の流れから取り残されたような景観がsaccoの好みであります。

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こちらは、夜明けの門通りの東側、円形劇場に繋がるボクシュト通りです。

この崩れかけた塀が魅力的、という事でこんな作品になりました。

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通常、あまり風景に人物を入れないのですが、こちらは後ろ姿の女性が良いアクセントとなっていたので後から追加してみました。

下り坂の緩やかなカーブの感じを出すことを狙いとしましたよ。

古びた塀の向こうにある現代建築は省略した訳ですが、省略したところをどのように自然に纏めるか、というのが実は案外と難しいですね。この作品では、最後に暗くトーンを落として塀とのコントラストを強くして纏めました。

 

次はウジュピス。

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ぶらぶら歩きをしていて見かけた古い壁。お絵描き目線でなければ通り過ぎてしまうような所ですが、なんだか絵心をそそられまして、

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こんな作品に。ボロボロのレンガの壁にキューンと来ました。

作品はどちらも長居のリトルギャラリーさんで展示中です。

 

以上、今日は古い街並みを素材に作品を制作した事例のご紹介でした。

ガイドブックには載っていない自分だけの素敵ショットを探し歩くのは旅の楽しみですね、是非あなたも。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

リトアニア ドルスキニンカイってどんなとこ?

こんにちは、saccoです。

 

今日は、2017年春に行ったリトアニアのドルスキニンカイについて。

 

旅行の下調べのため某有名ガイドブックを見ていたら、この耳馴染みの悪い地名が飛び込んで来ました。何でもSPAで有名な保養地らしい。場所はリトアニアの首都ヴィルニュスから南西120Km程下ったところ、ベラルーシとの国境間際です。

ネットで調べても情報少な~い。ならば余計に行きたくなるのが人情でしょう。

行き方は、ヴィルニュス駅に隣接するバスターミナルから出発するバスに乗って約2時間くらいで着きます。10ユーロ少々。

チケットオフィスでチケットを購入し乗り場を確認して、いざ出発です。

バスはこちら

www.autobusubilietai.lt

ドルスキニンカイまでの道のりはひたすら森林の中を行きます。

都市部にだけいると気付かないのですが、バスで長距離の移動をすると、リトアニアが森の国であることをしみじみと感じます。その国の本当の顔が見えてくるのはこういう時でしょう。その豊かさも貧しさもひっくるめて。今は長閑に見えるこの景色ですが、厳しい戦火に見舞われた時代もあったことでしょう。

ぼ~っと車窓の景色を眺めながら物思いに耽る時間がとても好きです。

ごくたまに途中の停車場で乗降する人が居ますが、はっきり言ってあまり人は見かけません。こんなところでバスを降りた人って、どこに行くんだろう。。。家があるのかなあ。。。。たくさん歩くんでしょうねえ。。

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そうこうしているうちにドルスキニンカイのバス停に到着。乗客もバス停も人の姿は疎らでした。なんか寂れた感じ。。。

途中のインフォメーションで地図を貰い、街中に向けて歩きます。バス停からは少し離れていますが、一本道なので迷うことはありません。帰りのバスに乗り遅れないよう、時間を確認して歩き始めましょう。

街中までくると、リゾート地らしい瀟洒な建物や、小ぶりな教会などが現れます。

ま、そんなに見応えはないですが、適当に目を楽しませてくれます。

そして更に突き進むとネムナス川にぐるっと囲まれた森林公園のようなところに着きます。

 

いや~、来たねえ。こんな景観を待ち望んでいました。

思わず深呼吸したくなるような森の癒やし。

湿地になっているところもあります。豊かな自然の恵みを感じます。

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う~ん、綺麗な絵が描けそうだ、という事で写真をパチリパチリ。

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湿地帯にどよよ~んと黒い木立。うひょ。

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白樺の梢も美しいです。

人気のない広い公園の中、気持ちいいけど、ちょっと怖いような。。。

ここで、ぶす~って刺されでもしたら発見されずに白骨化するだろうなあ、なんて考えつつ。。

途中、釣りをしているおじさんに出逢いました。人を見かけると、ちょっとほっとします。熊じゃなくて良かった。。。

 

そんなこんなで、ランチの時間も入れて3時間ばかし、森林が美しいドルスキニンカイを満喫しました。

因みにランチですが、VELVETTIというB&B併設のレストランが有名らしく、楽しみにしていたのですが、行った日は丁度お休みでした。う~~~、残念。次回に期待しましょう。詰めが甘いね。

VELVETTIさんはこちら

https://www.facebook.com/velvetti/

 

以上、本日はリトアニアの保養地、ドルスキニンカイのご紹介でした。

リトアニア滞在中、時間に余裕がある方、自然大好き、という方にお勧めです。

 

本日も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

ラトヴィア Riga(リガ)こぼれ話

こんにちは、saccoです。


本日は、前回に引き続きラトヴィアの話を少し。
ラトヴィアと言えば、何といっても見所が集中しているのはRiga(リガ)でしょう。
旧市街を中心に観光資源盛りだくさんです。

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という事で、カメラ片手に見所を巡ってきました。
確かに観光するには徒歩圏に観光資源が凝縮されており、商業施設もそこそこに充実しており、悪くはない、もちろん悪くはないのですよ。十分に魅力的。観光地としては。


でも、どうも絵画を描くには、これ、といったショットに出会えないのですよね。
込み合った旧市街の中にニョキッと現れる歴史的建造物はどうしても見上げのパースになるし、足元は近くの建物で隠れるし、商業施設に囲まれているので寂れ感は無いし、、、

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という事で、何枚も写真は撮ったのだけれど、結局、作品に起こすことができたのは一枚もありませんでした(^_^;)。

という訳で、本日はRigaこぼれ話、お絵描き以外のお勧め情報です。

 

国立オペラ座

Rigaに限らず、バルトのお国の外せない魅力、それは劇場です。
バレエ、オペラといった一大演目が目白押しです。
ロシアバレエの流れを受けて、全般的にレベル高め、たぶん重要な観光資源として国を挙げて力を入れているのでしょう。
予約簡単(ミラノやパリに比べると直前でも予約が取れやすい)、安い(日本とは比較にならず)、見やすい(劇場が大きすぎないので絶望的に見えない席が無い)、行きやすい(旧市街界隈に宿泊すれば、ほぼ徒歩圏内)。
何拍子も揃って行かない理由が見当たらない。
そんなこんなで、saccoは2週間の三国滞在中に、オペラ、バレエ、コンサートをなんと合計7回も行きました。いやあ、お腹一杯、大満足。
Rigaのオペラ座は川沿いの公園の中にあり、ペッカペカに美しい建物でした。
演目が退けてからも、人通りも多く危険な感じなく、安心して歩いて帰れました。
クラシック好きは、必ずやバルトのお国に行くべし、そしてリピすべし。
(人気の演目については、早くに売り切れるので、旅程が決まれば早くに購入するのが良いでしょう。)
因みにRigaでは、ロメオとジュリエットのバレエを見ました。3列目で21ユーロでしたよ。やす。。。

チケットはこちら

Bilesuparadize.lv

 

チョコレート

ラトヴィアと言えば有名なのはライマのチョコレート(らしい)。
お味は、まあ、フランスやベルギーなどと比べるのは酷でしょう。
しかし、せっかくだから味わってみたいし、お土産も買いたし、
という事で、旧市街の中に専門店があります。
が、まとめて買うなら中央市場の中がお勧めです。少しお安く売ってましたよ。
向かって右手(西側)の屋内のショップで見かけました(2017年春情報)。

宿泊

ラトヴィアでは、Rigaの同じ宿に2泊しただけなので、比較検討するには情報が
少ないのですが、良かったです、Tree house。
Tree houseというのはホステルでして、私、若者ではないので、価格よりも有る程度の快適さを重視するのですが、Booking.comで宿を探していたところ、このTree houseすごく人気でして、個室が取れたので決めました。
シャワールームとトイレが共同であることに抵抗が無く、安いのがお好みの人でしたらお勧めです。2泊朝食付きで9000円少々。
個室は明るく清潔でかわいらしく、とても快適に過ごせました。
宿のお姉さんはとてもフレンドリーでした。お洗濯もできるようです。
ただし、酒類は持ち込み禁止です。
また、簡単な共同のキッチンとダイニングテーブルがあり、みなさんの情報交換の場となっています。
朝食も、お値段からするとかなり充実していたのではないでしょうか。
私が行ったときには、ちょうど日本の若者がとても多く宿泊されていて、シャウレイへの行きかたなど、旅の情報交換に花が咲きました。いつもホステルを利用している人曰く、このTree houseはホステルの中では相当に居心地が良いので これを標準と勘違いしないように、とのことでしたよ。
立地も申し分なく、オペラ座まで徒歩で6~7分以内。旧市街のど真ん中。かなりお勧めできるのではないでしょうか。

STENDERS

出発前にいろいろと情報収集していたら、ラトヴィアの自然派コスメのお店が、なんと地元大阪の北浜にあるではないですか。という事で、早速、北浜のお店に情報収集に行きました。
お店の近くまで行くと、周囲は石鹸の匂いで溢れ、ラベンダーやら、ローズやら、ミルクやら、いろんな自然由来の素材から作った石鹸が一杯ありました。その他、入浴剤やら保湿剤やら、女子の目がハートになりそうな素敵なバス用品が一杯。そしてお値段もとびっきり。。。*_*
もう、これは絶対に現地で仕入れよう、という事でRigaではしっかりSTENDERSをマークし、お土産用も含めてガッツリ購入してきました。
ちょっと荷物が重くなりますが、かなりお勧めです。石鹸はショップのお姉さんがニーズに応じてその場でカットしてくださるので、通常200gのところを100gに小さくカットして、いろんな種類を購入しました。

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画像はローズ。ミニバラのドライフラワーがブスブス突き刺さっていました。右手はバスボール。お風呂に入れる保湿剤です。大きいので日本の湯船ならば砕いて3~4回くらいに分けて使うと良いらしいです。

日本のショップや楽天でも購入できるのですが、現地で購入すれば半額よりもっと安かったと記憶してます。
場所はLaipu通り沿い。ヴァリニュ通り沿いにある大きなショッピングモールの中にもありましたが、Laipu通りのお店の方が雰囲気もよく、セール品などもあったので断然おすすめですよ。

以上、Rigaのちょっとお勧めな情報でした。
昨年、バルト三国を旅行したときにはブログ開設の予定なく、画像を仕込んでいなかったのが残念です。

 

なんだか旅行ブログのようになって来ました。ま、それもいいか。。。
本日もお付き合いありがとうございました。

 

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